離乳食アレルギー進め方

離乳食アレルギー進め方
管理栄養士のタイゾーです。

最近食物アレルギーのある子供が増えているので、スーパーでもアレルギーに対する商品を数多くみられます。食物アレルギー、離乳食を始めるママもすごく気になるところだと思います。なるべくなら食物アレルギーの引き金にならないように正しく離乳食を進めたいものですね。
食物アレルギーには離乳食を始める時期、離乳食の進め方がとても大切とされています。今回は離乳食を始めるにあたっての食物アレルギーについてのお話をしていきます。

離乳食はいつ始める?

まず、離乳食を始める開始時期について解説しておきます。厚生労働省の改正ガイドラインでは「生後5か月、6か月」となっています。そして、離乳食が終わる完了時期は「生後12~18か月頃」になっています。完了期は赤ちゃんに合わせて少し幅がありますが、基本的にはこの期間を目安にしましょう。離乳食の開始時期が7か月以降になると、鉄欠乏による貧血になりやすくなるので、遅くても7か月前までに開始しましょう。離乳食を進めるペースは赤ちゃんの調子に合わせて焦らずに行いましょう。また離乳食を始めるサインもまとめてみました。


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「離乳食を始めたいよ」のサイン

①首のすわりがしっかりして、支えてあげると座れる
②食べ物に興味を示す
③スプーンを口に入れても舌で押し出すことが少なくなる
④発達が順調で体調が良好

赤ちゃん自身がこのような「離乳食始めたいよ」のサインを出し始めたら、ママは離乳食をスタートしましょう。

離乳食の進め方については下記ページでご紹介しています。あわせてお読み下さい。
【子育て初心者必読】栄養士が教える、離乳食の進め方とコツ。

食物アレルギーにならない為の3ポイント

赤ちゃんが食物アレルギーにならない為に以下の点に注意するようにしましょう。

・離乳食の開始は赤ちゃんの体調の良いときにしましょう。もし異変が起きても病院に受診できる平日の午前中の時間からにしましょう。
・まずはおかゆからにしましょう。赤ちゃんが慣れてきたら野菜、植物性のタンパク質、動物性のタンパク質という順番にあげましょう。
・食品は一日に一種類ずつが基本。小さじ1杯から始め、三日間は同じ食材で同じ量にし、四日目からは小さじ2杯にして、食品の種類を変えてみましょう。赤ちゃんの様子をよく観察して、少しずつが基本です。

食物アレルギーの症状とは?

離乳食アレルギー
皮膚:じんましん、かゆみ、赤くなる、浮腫み、湿疹など

呼吸器:くしゃみ、咳、鼻水、ゼイゼイという呼吸、呼吸困難など

消化器:嘔吐、下痢、血便など

粘膜:口腔内や唇、まぶたに腫れ、赤み、かゆみなど

その他にも、倦怠感や血圧低下、重篤になると意識障害(アナフィラキシーショック)を起こすことがあります。このような症状があれば、すぐに離乳食を中止し、病院を受診しましょう。

食物アレルギーを起こしやすい食べ物とは?

butter
食物アレルギーを起こしやすい食べものとして、「特定原材料」という食品があります。この「特定原材料」に定められている7品(卵、小麦、乳、エビ、カニ、そば、落花生)はアレルギー発症数が多い食品とされています。
この中の卵、小麦、乳は三大アレルギーとされていますが、離乳食期にも使われることの多い食材です。赤ちゃんの時期や体調をしっかり見ながら離乳食に取り入れていきましょう。

卵はアレルギーの発症が多いため、初めは固ゆでしたものを耳かき一杯程度からにしましょう。黄身は離乳食の中期(モグモグ期)ぐらいからスタート、白身はアレルギーを起こしやすいので、離乳食の後期(カミカミ期)のスタートにしましょう。生卵は生後3歳以降が安心です。

小麦

小麦は離乳食には欠かせない食材です。うどんやそうめん、食パンなど様々な食品に小麦は使われていますが、お米のおかゆに慣れた頃からにしましょう。時期としては離乳食中期(モグモグ期)ぐらいからが良いです。

乳は乳製品になりますが、母乳やミルクの代替え品に用いられることが多いです。牛乳やヨーグルトは離乳食中期(モグモグ期)からスタートしましょう。牛乳はしっかり加熱をしてそのまま飲むのではなく、初めは少量から調理していきましょう。ヨーグルトは無糖のものにしましょう。チーズやバターは塩分があるので、離乳食完了期(パクパク期)以降にしましょう。

離乳食に役立つ情報

下記に離乳食に役立つ情報を紹介しています。あわせてお読み下さい。

はじめて離乳食を作る時に絶対に知っておきたい5つの基本

【子育て初心者必読】栄養士が教える、離乳食の進め方とコツ。


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