「ダイエットをはじめようと思っているんだけど、どんなダイエットをやろう・・・」
「自分にはどんなダイエットが合ってるのかな?」
これからダイエットをしようと思っている人は、そんな疑問を持つ人も多いハズ。
このページではそんな方のために管理栄養士がオススメするダイエット法の種類についてまとめました。
またどんなダイエット法にもメリットとデメリットが存在しているので、これらも合わせてご紹介していきます。
ここで紹介しているのは結果の出やすいダイエット法ですから、自分に合ったダイエット選びの参考になれば幸いです。
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カロリー制限ダイエット
カロリー制限ダイエットは、昔から多くの人が実践しているベーシックなダイエット法です。
基本的に、食事の摂取カロリーを少なくして痩せていくダイエットになります。
私たちのカラダは1日活動しているとカロリー(エネルギー)を消費します。
食べたカロリー=消費するカロリーの時は太ることはありませんが、食べたカロリー>消費するカロリーとなった時に、余分に摂りすぎた栄養は脂肪に変換されて蓄積されていくわけです。これが肥満の多くの原因です。
したがって、1日に食べるカロリーを減らして『食べたカロリー<消費するカロリー』にすることが出来ればやせる事が可能になります。
基本的には低カロリーなものを食べていく事になりますが、特に中心となるのが野菜です。
野菜は低カロリーで食物繊維やビタミン、ミネラルが多く含まれており、ダイエット中におこりがちな便秘の症状を予防するのに役立ちます。
また、ビタミン類は脂肪を燃焼する過程で使われるためダイエットの強い味方になります。
目安としては1日に350gの野菜を摂る事をオススメします。
メリット
・健康的に痩せられる
デメリット
・時間がかかる場合が多い
・好きなものをガマンしなくてはならない
・カロリー計算が面倒
・カロリーを制限しすぎると体調を崩す
糖質制限ダイエット
『お腹いっぱい食べても、やせられる』という名目で一躍人気になったのが『糖質制限ダイエット』です。
私たちが摂取する主な栄養素に『3大栄養素』というものがあります。
3大栄養素とは炭水化物・タンパク質・脂質のことで、普段食べている食品に含まれる栄養素の大部分がこの3つです。
糖質制限ダイエットは、この3大栄養素の中の『炭水化物』を食べないようにするダイエット法になります。
炭水化物とは『糖質』+『食物繊維』で構成されるもので、中でも『糖質』を極力摂らないようにしようというものです。
糖質の摂取を制限するので糖質制限というわけです。
糖質は私たちのカラダの効率の良いエネルギーとして利用される栄養素ですが、摂りすぎた場合脂肪に変換されやすい特徴があります。
したがって糖質の摂取量を減らすことで、脂肪がつきにくくなり、さらにエネルギーを生み出すために蓄積された脂肪を燃焼するという効果を狙ったものです。
短期的に結果が出ることが多く、早く痩せたいという人には向いています。
ただ、急に糖質を摂らないと禁断症状(糖質が摂りたくてたまらない)が出るので挫折する人も多いのが特徴です。
また糖質を摂らないことでのカラダに様々な影響があるため、持病を持っている人は医師に相談の上行う必要があります。
メリット
・短期間で結果がでやすい
・お腹いっぱい食べられる
デメリット
・ごはんやパンなどの主食が食べれない
・アタマがボーッとしたり、イライラする
・お金がかかる
・尿酸値が上がる可能性
・リバウンドしやすい
8時間ダイエット
8時間ダイエットとはアメリカ国立衛生研究所などの研究データを基に誕生したダイエット法と言われています。
食事を開始してから8時間の間であれば、基本的に何でも食べることができるというのが特徴です。
8時間経過後の16時間は何も食べず水分のみ摂取することが認められます。(糖分が入った飲み物はNG)
8時間ダイエットが効果的な理由としては、まず8時間という制限が設けられることで1日の摂取カロリーが減るからです。
また、16時間という絶食時間があることで、その間にカロリーが消費されて脂肪が燃焼しやすくなります。
『ダイエット=好きなものをガマンする』というイメージがありますが、このダイエット法では好きなものを摂取することができるためストレスをためにくいのがメリットです。
しかし、8時間の間であれば暴飲暴食して良いというわけではありません。
自分の消費カロリー以上に食べれば結果は出ません。
メリット
・好きなものを食べられる
・胃腸を休めることができ、排便がスムーズになる
・絶食時間があることで朝の目覚めが良くなる
デメリット
・8時間の間に過食するとカロリー過多で太る
・仕事が忙しい人は実践しにくい
・糖尿病の人は向いていない
・絶食時間に空腹に耐える必要がある
どんなダイエット法でも運動は取り入れよう
ダイエットで重要なのは食事管理であることは間違いありません。
しかし、食事だけのダイエット法だとリバウンドのリスクが高くなります。
これは食事制限を行うことで、カラダが「飢餓状態」になるためです。
飢餓状態になった状態で、食事量や食事内容を元に戻すと反動で一気に栄養素を吸収して体重が激増してしまうのです。
このようなリバウンドを最小限にするために取り入れたいのが運動です。
運動をすることで筋肉量が増えると代謝があがり、日頃のエネルギー消費量が上がります。
するとダイエット後のリバウンドのリスクを下げることにつながるのです。
したがってダイエットは『食事+運動』をセットで考えるようにしましょう。
最低でも1ヶ月は継続しよう!
今回紹介したダイエット法は比較的早くから体重減少しやすいものばかりです。
しかし、どんなダイエット法を選んだとしても効果には個人差があります。
中には結果がなかなか出ないという人も出てくるかもしれません。
「効果が出ない。自分には合ってないのかな」
と挫折しそうになるかもしれません。
しかし、1ヶ月は継続してみて下さい。
ダイエットは継続が大切です。結果が見えないようでもカラダの中は痩せるように働きだしています。
ガマンしなくても良いダイエットは無い
このページで紹介したように、どんなダイエット法にもデメリットが存在します。
読んで頂いた方の中には「なんだ、結構しんどいものばかりだな」と感じた人もいるかもしれません。
しかしダイエットとはしんどくて当たり前です。
これまでの甘えた生活習慣の積み重ねが肥満を招いています。
したがって、痩せるためにはある程度の忍耐と努力が必要になってきます。
しかし、ダイエットを行って体重や体脂肪が低下してくると大きな喜びと達成感を得ることが出来ます。
ぜひ諦めずにトライして下さい!
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