ダイエットの失敗例

「ダイエットで何回も挫折している」

「ダイエットをしても3日坊主で終わる」

そんな悩みを持つ人も多いのでは。

栄養士という職業柄、ダイエットの相談を受けることは多いわけですが、中にはダイエットに何回も挑戦するものの、挫折してしまう人が少なくありません。

『〇〇して、〇kg痩せた!』なんて成功体験だけが先行し、失敗例はあまり聞かないものです。

しかし、失敗例からこそ学ぶものは多くあります。みんながどのようにしてダイエットに失敗しているのか、失敗例を知っておくことでダイエットに挑戦するときの参考になるはずです。

よってここでは、ダイエットに挫折してしまう人によくある『ダイエットの失敗例』を管理栄養士の視点からご紹介していきます。最後に失敗例から学ぶダイエット時のポイントもまとめておくのでぜひ参考にしてみてください。

食事記録がしっかりつけれてないパターン

食事記録
まず、ダイエットに挫折する人に多いのが日々の食事内容の記録がおろそかになっていることです。

一時期、『レコーディングダイエット』という食事内容をメモしていくダイエット法が流行したことがあります。

食事内容をメモするだけで痩せるとは言い切れませんが、ダイエットを成功させる上では食事記録をとっていくことは重要です。

これは、食べたものを記録することでカロリーコントロールができやすくなるだけでなく、メモをとることで食事に対する意識を常に持つことができるからです。

また、食事記録がとれていればダイエットが順調に進まなくなった場合などに「何が悪かったんだろう?」と食事内容を見直すことが容易になります。

もちろん食事記録をしなくてもダイエットに成功する人はいますが、より成功率をあげるためには、やはり食事記録をとることは有効と言えます。

現在は、食べたものをスマホやアプリで記録することが容易になっていますから、ダイエットをする人は毎日記録する習慣をつけることをおススメします。文字を書いたり、スマホに打ち込んだりするのが面倒なら携帯のカメラで食事の画像を残しておくだけでもOKです。まずは記録をとる習慣を作りましょう。

野菜だけ食べておけば痩せるという勘違いパターン

野菜だけ食べれば痩せるの間違い
「とにかく野菜だけ食べておけば痩せるだろう」

こんな風に思っている方が結構います。

結論を言えば、野菜だけ食べていれば痩せます。当たり前ですが、肉などの食品にくらべて野菜はカロリーが低いので、野菜のみを食べれば必ずといって良いほど痩せれるでしょう。

ただ、野菜だけを食べるというダイエットはやめた方が良いです。なぜなら筋肉も落ちやすくリバウンドもしやすいからです。

また、野菜だけを食べていくという食生活を永久に続けていくことは難しいでしょう。

ダイエットが終わったとたん、「やっと解放された!好きなものを食べれる!」といってハイカロリーなものを一気に食べてしまいがちです。

極端なダイエットほど終わったあとのリバンドリスクが高いのです。

たとえ目標体重に達したとしても、食生活がもとに戻ればリバンドまっしぐらです。

ダイエットに野菜の摂取は有効ですが、極端はいけません。野菜で栄養バランスを整えつつ、肉などでタンパク質もしっかりと摂り、普段摂りすぎている糖質や脂質を減らすことでカロリーダウンを図ることをおススメします。

ハードルを上げすぎているパターン

ダイエットのハードル
ダイエットを挫折している人の中には、初めからダイエットのハードルを高くし過ぎて失敗する人が少なからずいます。

たとえば、それまではカレー、ラーメン、唐揚げ、トンカツ、ファーストフードといったハイカロリーメニューで3食を済ませていた人に、今日から『一汁三菜の低カロリー食』や、糖質や脂質の摂取量を限りなくゼロに近づけるような『極端な糖質制限・脂質制限』に切り替えろといっても難しい話です。(できる人もいますが)

たしかに、初めはやる気に満ちあふれているため、数日程度は継続できるかもしれませんが、その後、挫折してしまう人が多くいます。これは最初からハードルを上げてしまった結果と言えます。

したがって、これまでダイエットに挫折してきた経験がある人は最初のハードルを低くする必要があるのです。

どんなダイエット食を選択するにせよ、最初は1日3食のうち、1食をダイエット食に切り替えていくなどハードルを下げてみましょう。

特に極端な肥満の方であれば、夕食をダイエット食にするだけでも結果が出やすいです。

カロリーゼロ食品に頼りすぎているパターン

ゼロカロリーの罠
現在では『カロリーゼロ』や『糖質ゼロ』とうたっているジュース(清涼飲料水)やお菓子が多くあります。

「カロリーがゼロだから大丈夫!」と利用している人も多いでしょうが、頼りすぎは禁物。

確かに低カロリーで甘みがあるというのは便利ですが、当たり前に摂り続けると『甘味への欲求』を断ち切ることができず、いずれ本物のスイーツに手を出してしまうという人が結構います。

ダイエット中に甘いものが摂れるというのは魅力的ではありますが、ダイエットを成功させるためには「甘いものを摂らなくても平気」という状態まである程度慣れる必要はあります。

したがってゼロカロリーやゼロ糖質といったジュースやお菓子を摂りたいなら、ダイエットの『初期段階』に活用するようにし、体重や体脂肪が落ちてきたら止めるようにしたいものです。

あくまで『期間限定のサポート食品』くらいに考えておきましょう。

ダイエット失敗から学ぶ成功ポイント

ここまでダイエットの失敗例をご紹介してきましたが、失敗例を知れば対策が練られるというものです。

最後に、上記失敗例から学ぶダイエットをする上でのポイントをまとめておきます。これからダイエットを始める人や、ダイエットで挫折してきた人は覚えておくと良いでしょう。

  • 携帯の写真でもOK!食べたものは記録に残しておこう
  • 「野菜だけしか食べない」なんて極端なダイエット法はNG!
  • 最初はらキツいダイエットは挫折しがち!ハードルは下げてはじめよう
  • ゼロカロリー・ゼロ糖質食品に頼りすぎないで!食べるならダイエットスタート時だけに