地震(災害)が起きた際の防災マニュアル大丈夫?
東日本大震災から今年で11年が経ちました。毎年3月11日前後になると私は、あの時を思い出し、地震の大きさや恐怖、備えなど、色々考えてしまいます。いつどこで地震が起きるか分かりません。みなさんは地震の備え、地震が起きた際の行動など、準備は出来ていますか?
大きな地震が発生したら、冷静に対応するのは難しいものです。しかし、一瞬の判断が生死を分けることもあります。まずは「あわてず、落ち着いて」を頭において行動しましょう。
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地震の大きさ
よく「震度〇」という速報が流れますが、数字でどれくらいの揺れを感じるかを知っておきましょう。
震度0
人は揺れを感じません。
震度1
屋内にいる人の一部が、わずかな揺れを感じます。
震度2
屋内にいる人の多くが揺れを感じます。寝ている人の一部の方が目を覚まします。
震度3
屋内にいる人のほとんどが揺れを感じます。恐怖を感じる方もいるでしょう。
震度4
かなりの恐怖があり、一部の人は身の安全を考えるでしょう。寝ている人の多くは目を覚まします。
震度5弱
多くの人が身の安全を考えます。場合によっては行動に支障を感じる方もいるでしょう。
震度5強
ほとんどの人が恐怖を感じます。行動にも支障を感じます。
震度6弱
立っていることが困難になります。
震度6強
立つことができず、動くことが難しい状態です。
震度7
揺れの大きさが強すぎて、自分の意思では行動できなくなります。
東日本大震災のときには最大震度7が観測された地域もあり、震度7、もしくは震度6強などの地震が起きると、どのような被害が起きるかは想像がつくと思います。とても怖いですね。
地震が起きてからの流れ
※強い揺れ(震度5弱以上)の際は、テレビやラジオで緊急地震速報で知らせてくれます。その数秒後から数十秒後におそらく地震が起きるとされています。
〇地震発生
落ち着いて自分の身を守る。
火の始末をすばやくする。
ドアや窓を開けて、逃げ道の確保をする。
〇地震から1~2分
火元を確認する。
家族の安全を確認する。
靴を履く。
非常持出品、貴重品を手早くまとめる。
※津波や山崩れ等の危険が予測されたら、すぐに避難する。
〇地震から3分
余震に注意する。
隣近所の方の安否確認をする。
※一人暮らしの方や高齢者の方には積極的に声かけをしましょう。
〇地震から5分
テレビやラジオで情報を確認しましょう。
電話はなるべく使わないようにしましょう。
建物が崩れるおそれがある場合は、手早く貴重品等をまとめて避難しましょう。
〇地震から10分~数時間
余震に注意する。
消火、救出活動をする。
※火災が発生した場合や行方不明の方やいらっしゃる場合は、すみやかに消防署へ連絡しましょう。
〇地震から3日くらい
余震に注意する。
生活必需品は備蓄品でまかなうようにしましょう。
災害情報、被害情報を確認しましょう。
地震や火災で崩れた場所には近づかないようにしましょう。
〇避難生活では
助け合いの心を持ちましょう。
集団生活のルールを守りましょう。
自分の持ち物、貴重品の管理をしっかりしましょう。
地震(災害)に備えて用意するもの
みなさんは普段持ち歩いているバッグの中に、避難グッズは入っていますか?「もしものときに、、」と思いながらも、正直毎日の持ち物で持ち歩くのは難しいと思います。常に持ち歩くのはベストですが、難しい人は家の中、車の中に準備しておくのもおすすめです。
〇いつも持ち歩くバックにプラスしたい最小限の避難グッズ
栄養補助食品、飲料水
ミニライト(懐中電灯)
折りたたみシューズ(スリッパ)
モバイルバッテリー
ホイッスル
ポリ袋
ティッシュペーパー
個包装マスク
アルコールスプレー
携帯ラジオ
〇いざというときに非常持ち出し品
ヘルメット
非常食3日分
救急医療品
レインコート
衣類3日分くらい
飲料水
携帯ラジオ
アルコール消毒類
※これらのものはあくまでも一例であって、これら以外にも、ご自身にとって生活をする上で必要なものをまとめておくことも大切です。
また以下の防災セットは、必要なものが最低限そろっているため、とりあえず購入しておくことをおすすめします。
家族で日頃から話し合おう
地震(災害)はいつ起きるかわかりません。日頃から家族で避難する場所や持ち物、安否確認の取り方など見直し、突然やってくる「もしも」のときに備えられたら、よいですね。