このページでは『慢性炎症』と『慢性炎症を抑える方法』について紹介しています。

慢性炎症とは

通常、炎症とは、風邪をひいて熱が出たり、ヤケドをして皮膚が赤くはれるといった目に見えるような反応で、『赤くなる』『熱を持つ』『はれる』『痛みがでる』といった特徴があります。

しかし、慢性炎症はこれら目に見える炎症とは違い、カラダの中にできる目に見えない弱い炎症が続くことをいいます。

熱がでたり、痛みがでたりといった症状は出ませんが、弱い炎症が長く続くことで周りの臓器や血管を痛めつけることで『動脈硬化』や『がん』などを引き起こす可能性があるとされています。


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炎症をチェックするのに使われる『CRP』

あなたは自分の血液検査の紙を保存しているでしょうか。

もし保管しているなら、今すぐ確認してみることをおススメします。

血液検査のある数値を見る事で、自分のカラダが慢性炎症になっているかどうかをチェックすることができます。

その数値というのが『CRP』。

CRP(C-reactive protein)とは、タンパク質の一種で健康な時には血液中に微量しか含まれません。

しかし、カラダの中で炎症がおこるとCRPは『肝臓』で作られて血液中に流れ出し、増えていきます。

つまりこのCRPを見ることで、自分のカラダの炎症度をチェックできるのです。医療機関では、CRPは炎症や感染症の指標として利用されています。

CRPの基準値

0.3mg/dl以下:正常(基準値以下)

0.4~0.9mg/dl:軽い炎症

1.0~2.0mg/dl:中程度の炎症

2.0~15.0mg/dl:中程度以上の炎症

15.0~20.0mg/dl:強度の炎症

これらは通常の炎症状況を示すものですが、慢性炎症の場合は弱い炎症のため通常のCRP検査ではチェックし辛いことがあります。そこでより細かく炎症をチェックすることができる『高感度CRP検査法』という検査法が近年利用されるようになってきました。

高感度CRPでより細かく炎症がわかるようになった

現在では、『高感度CRP検査法』によってより弱い炎症も検出できるようになっています。

従来の検査法に比べ1/10の微量な値まで検出できます。
もしあなたの血液検査のCRP数値が0.01など小数点第2位まで表示されていれば、高感度CRP検査法によるものです。

医師に要相談

先に紹介したようにCRPは炎症の指標となりますが、風邪で熱が出たりしても上昇します。

数値が高いからといって「慢性炎症だ!」と決めつけず、医師にしっかり診断してもらいましょう。

慢性炎症を抑えるには、肥満解消が大切

大阪大学生命機能研究科の石井優教授によると、慢性炎症を抑えるためには、肥満を解消することが大切だとしています。

なぜ肥満が慢性炎症を引き起こすかというと、肥満になることで『脂肪細胞』が大きくなり、それによって免疫細胞が集まって免疫反応をおこします。この反応で起きるのが『弱い炎症』です。これが続くことで慢性炎症につながっていきます。

つまり慢性炎症を防止したり、抑えるためには肥満の解消や予防が必要だということです。

肥満解消には食事が大切

肥満を解消するためには食生活の改善が有効です。

肥満の人は普段の食事習慣が間違っている事が多い為、自分の食事に悪い所がないかをチェックして改善していく必要があります。

以下のページでは肥満解消に役立つ食事の知識を詳しく解説しています。肥満で悩んでいる人はぜひ一度参考にしてください。

>>【管理栄養士監修】太りやすい食事にひそむ3つの原因

豆類やキノコ類に含まれる『ポリアミン』に慢性炎症を抑える可能性

現在、食事で慢性炎症を抑える研究が行われていますが、その中で自治医科大学大学院 早田邦康教授のマウス実験によると、豆類とキノコ類に含まれる『ポリアミン』という物質に慢性炎症を抑える働きがある可能性が示唆されています。


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