梅雨も終わりが見えてきて、いよいよ夏に近づいてきました。
みなさんは暑さ対策、大丈夫でしょうか?
私は自分の子どもの時と比べると、年々夏の暑さが厳しくなっているように感じ、短時間でも野外の活動はキツイと感じてしまいます。
また、近年熱中症に関するニュースや話題も多く聞くように思います。
特に高齢者の方は熱中症にかかっているという自覚が少ないため、気づいたときには遅いということもあります。
熱中症はとても危険です。
今回はそんな熱中症予防対策について、お話していきます。
◆熱中症予防対策6選
①適切な服装
高齢者は脱水症状や熱中症になりやすいため、暑い季節には涼しい素材の服装を選ぶことが重要です。
綿やリネンなど通気性の良い素材を選び、体を涼しく保ちましょう。
また、明るい色や薄い色の衣服を選ぶと、日光の反射を防ぐことができます。
②室内の温度調整
室内の温度を快適な範囲に保つことも大切です。
エアコンや扇風機を使用して室内を涼しくし、高齢者が快適に過ごせる環境を整えましょう。
部屋の温度は25度程度に設定し、適度な湿度も保つようにしましょう。
③適切な水分摂取
高齢者は水分の摂取量が減少しやすいため、こまめな水分補給が必要です。
暑い季節には特に注意が必要です。
水分補給は水だけでなく、スポーツドリンクや麦茶、野菜や果物のジュースなども選択肢に入れましょう。
ただし、アルコールやカフェインを含む飲み物は水分補給としては適さないので注意が必要です。
④日中の屋外活動の制限
暑い時間帯の屋外活動は熱中症のリスクが高まるため、避けるべきです。
午前中の涼しい時間帯や夕方以降に外出するようにしましょう。
また、外出する際には帽子や日傘、長袖・長ズボンなどで肌を守り、日焼け止めも使用しましょう。
⑤クーラーの適切な利用
クーラーを使用する場合は、急激な温度変化を避けるために適切な設定と適度な時間帯の利用が必要です。
長時間連続でのクーラー使用は体への負担が大きくなるため、適度なクーラーの利用と定期的な換気を心掛けましょう。
⑥食事の工夫
暑い季節には食欲が減退しやすいため、高齢者の食事には工夫が必要です。
水分を多く含む食材やスープ、野菜やフルーツを摂るようにしましょう。
冷たい麺類や冷製料理も選択肢に入れることで、食べやすくなります。
◆今一度見直そう♪♪食事のポイント
1日3回食べている食事ですが、少し意識するだけで、熱中症予防ができます。
特に高齢者の食事には、水分や栄養素の摂取を考慮しましょう。
〇水分摂取
食事の前や後に十分な水分を摂るように心掛けましょう。
また、食事中にも水を飲む習慣を持つと良いです。
〇高野菜摂取
夏季には野菜が豊富になります。
水分を多く含み、栄養豊富な野菜を積極的に摂りましょう。
サラダや冷製野菜料理、スムージーなど、さまざまな形で野菜を取り入れることができます。
〇タンパク質摂取
高齢者は筋力低下が進みやすいため、タンパク質の摂取が重要です。
魚や肉、豆類、卵、乳製品などのタンパク質をバランス良く摂るようにしましょう。
〇食中飲料の選択
食事中に飲む飲み物は、消化を妨げないように選びましょう。
適度にお茶や水を摂りながら食事を楽しみましょう。
◆まとめ
今回は特に高齢者の方向けにお話しましたが、熱中症はみなさん注意が必要です。
この厳しい夏を乗り切るには、熱中症予防は必見です。
暑さによる体力の低下や体調不良に注意し、適度な休息と十分な睡眠をとりましょう。
また、持病を持っている場合は医師の指導に従い、必要な薬や治療を受けることも重要です。
食事は毎日のことです。こまめな水分摂取や、高タンパクの食材を意識して食べるなど、出来ることから意識し、元気に夏を過ごしたいですね。