管理栄養士のタイゾーです。

今回は2019年に筑波大学より発表された内容を紹介していきます。

内容というのが、

『海藻を摂取することで心血管疾患のリスクが低下する』というもの。

簡単に言えば、海藻を食べる事で心臓の血管に関する病気を予防できるというでこと。

これを発表したのは、筑波大学社会健康医学の村井詩子氏らでAm J Clin Nutr(2019年9月13日オンライン版)で報告されています。

対象は、約9万人の日本人で20年間の追跡調査を行って検討されている。

これまで、海藻を食べる事に関しては、動物研究レベルで血圧や血清脂質に良いという研究報告がなされてきましたが、今回の研究は対象がヒトであり、かつ多数の日本人であることと、20年という長い期間が設定されているので参考になる内容です。

参考:医学専門誌Am J Clin Nutr Seaweed intake and risk of cardiovascular disease: the Japan Public Health Center-based Prospective (JPHC) Study.


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海藻を毎日食べることで男性は24%、女性は44%心疾患のリスクが低下する

結論は見出しの通りですが、海藻を毎日食べることで、男女ともに心臓疾患の予防につながる可能性が報告されました。

研究は40~69歳の男性(40,707人)と女性(45,406人)を対象に行われ、食事で海藻類を①ほとんど食べない、②週に1~2日食べる、③週に3~4日食べる、④ほぼ毎日食べるという4グループに分けて、約20年追跡調査。その後、心疾患の発症や脳卒中との関係を検討しています。

その結果、①ほとんど海藻を食べないグループと④ほぼ毎日海藻を食べるというグループでは、男性で24%、女性で44%、心疾患の発症リスクが低下することがわかりました。

※脳卒中の発症リスクに関しては優位な関連は見られなかったとしています。

海藻は何g食べれば良いのか?

今回の結果から海藻の摂取が心疾患リスクを下がる可能性がわかった訳ですが、残念ながら食べる量については言及されていません。

これがわからないと、1日にどの程度食べれば良いかわからないのでさらなる研究に期待です。

ただ、食事はあくまでバランスが一番大事ですので食べ過ぎも良くありません。(海藻だけ大量に食べるのは個人的に厳しい)

厚生労働省が定める日本人の食事摂取基準では、1日350gの野菜摂取が目標とされており、食事バンスガイドでは、海藻類を含む野菜類70gを5~6つ摂ることがおススメされています。

この点からいえば、350gのうち、小鉢1個分(70g)程度をヒジキやワカメで摂るようにするというのが現実的な気がします。

まとめ

それでは、今回の内容のポイントをまとめてます。

  • 海藻類を食べると心疾患のリスクが低下する
  • 全く食べないグループと、毎日食べるグループでは男性24%、女性44%のリスク低下が報告
  • 1日に食べれば良い量についてはまだ分からない


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