管理栄養士のタイゾーです。

今回は認知症の予防に役立つ食材である「かつお節」について解説していきます。

「認知症になりたくない!」「親の認知症が心配・・・」という思う方は是非お読み下さい。

かつお節の知識

かつお節と認知症
かつお節が認知症を予防する理由をお話する前に、そもそも「かつお節って何なのか?」という事をご紹介しておきます。興味ないと言う方はスルーして大丈夫です。次をお読み下さいね。

なぜ、かつお節が認知症を予防するのか

それでは、ここからカツオ節が認知症を予防する2つの理由をご紹介していきましょう。

カツオ節が認知症を予防する理由は、カツオ節に含まれる「EPA」「DHA」という成分にあります。

EPA、DHA聞いた事ありません?

EPA、DHAというのは、青魚に含まれる「オメガ3脂肪酸」という成分が体内でEPA、DHAに変換されたものをいいます。最近ではサプリメントでもよく見かけるようになりましたが、カツオ節にも含まれています。

このEPA、DHAが今から紹介する3つの作用をして認知症を予防してくれるわけです。

脳の血栓を防ぐ

ひとつめは、脳にある血管の血栓を防いでくれる効果です。脳の血管に血栓ができて、詰まってしまった状態を「脳梗塞」といいます。

脳の血管が詰まってしまうと、その先の脳細胞に血液(酸素と栄養)が行かなくなるため、脳細胞が死んでしまいます。これが、大きな血管でおきれば死に直結しますが、細い血管が詰まった場合、死に直結しないまでも脳細胞が徐々に死んでしまいます。その結果、認知症の症状が出てしまうのです。

カツオ節のEPA、DHAは、この血栓ができるのを防いでくれる作用があるのです。脳の血管の詰まりを予防できれば、認知症になるリスクを下げる事が出来ます。

また、脳の血管だけでなく、心筋梗塞の予防にもなる事が分かっています。

コレステロールを下げ、血液の流れを良くする

先の血栓の話に関連するのですが、EPA、DHAは血中の中性脂肪やLDLコレステロールを減らしてくれる効果があります。

先ほども触れたように、脳にとって血液の流れは非常に重要です。これは脳細胞が活動する時に使う「栄養」と「酸素」を血液から補給するからです。

しかし、血液中にLDLコレステロールや中性脂肪が増加してしまうと、血液の流れが悪くなってしまいます。血液がうまく流れなければ、脳は栄養不足と酸素不足を起こして活動ができなくなってきます。すると、認知症になりやすいわけです。

この血液の流れ改善のためにカツオ節が役立ってくれます。カツオ節のEPA、DHAには、LDLコレステロールや中性脂肪を減少させ、血液の流れを良くしてくれる効果があるのです。

DHAの記憶力向上作用

DHA自体に記憶力を良くして、認知症予防になる効果があるのです。認知症の症状には記憶力の低下がつきもの。記憶力が低下してしまうと、人付き合いはもちろん、日常生活にも支障が出てきます。

そこで、記憶力低下を防止・改善する為にもDHAの摂取が望ましいのです。

以上、EPA、DHAが認知症を予防してくれる3つの理由をご紹介しました。>よくわからなかったという方は、とにかくEPA、DHA摂れば認知症予防効果があるという点を押さえればOKです!

生のカツオを食べれば良いのでは?

カツオ節が認知症を予防する理由をご紹介しましたが、「別に生のカツオ食べればいいんじゃないの?」と思ったアナタ。

違うんです。認知症にカツオ節をおススメするには訳があります。

それは、カツオ節のが生のカツオよりもDHAを多く含んでいるからです。

もちろん生のカツオにもDHAは含まれています。しかし、カツオ節を作る過程で、DHAが増えてくれるのです。

これはカツオ節を作る「カビ付け」という工程が関係しており、湿度85%、温度25度の部屋でカビを増殖させ、油分と水分を吸い取らせる事でDHAが濃縮されるとされています。さらに、このカビが出す酵素の働きでDHAは3倍も増加すると言われます。

茶節の作り方

ここで、カツオ節を食べるためのおススメレシピをご紹介しましょう。その名も「茶節」。

茶節とは、薩摩半島南部に古くから伝わる郷土料理で、カツオ節を食べるための料理です。

作り方はものすごく簡単です。

用意するもの

・緑茶(あたたかいの)
・味噌 
・カツオ節

それぞれお好みの量でOKです!あとは混ぜるだけ!ポイントはカツオ節は残さず食べる事!認知症予防にはカツオ節を残したら意味ありませんからね。

まとめ

今回のポイントをまとめます。
・認知症予防に有効なのはEPA、DHAといった成分である。
・DHA量は生のカツオよりも、カツオ節として摂取した方がおススメ。