国立がん研究センターCHEER!

管理栄養士のタイゾーです。

「がんになったら何を食べたらよい?」

「がんになってからの食事メニューに困っている」

そんな人に向けて作成しています。がん患者のための食事メニューサイトもご紹介していますので、参考してもらえたら幸いです。


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がんになってからの食事

がんの食事
がんになると放射線治療や抗がん剤といった治療を受ける方がほとんどですが、そのデメリットとして正常な細胞もダメージを受けてしまします。

よってこのダメージから回復するためにも通常よりもエネルギーを食事から摂取する必要が出てきます。

ただ、治療を受けると食欲不振、吐き気などの症状が出る場合があり、思うように食事が摂れないという人を見受けられます。

よって、このような症状をもつ人に関しては『食べれる時に食べる』というのが重要です。

もちろん栄養のバランスが優先なのですが、食欲が落ちている人にとって無理やり食べるのは酷な話です。

なので、「今なら食べれる」「ちょっと食欲がある」といったタイミングで大丈夫なので、食べれるタイミングで食事を摂るようにしましょう。

主食と主菜を第一優先に

がんになった人で、食事の第一優先は「エネルギー」と「カラダの材料」の確保です。これらが摂れる『主食、主菜』を優先的に食べましょう。

ビタミンやミネラルといった栄養素ももちろん必要ですが、まずは生きるための『炭水化物、脂質、タンパク質』を優先的に食べることをおススメします。

これらの栄養素は、三大栄養素といって生きるためのエネルギーになったり、カラダの回復の主役となる栄養素です。

で、三大栄養素を摂れるのが主食と主菜という訳です。

主食は、ごはん、パン、麺、イモ類など。

主菜は、肉、魚、卵、大豆などの食材を利用したメイン料理となります。

これらを食べれる時で良いので、優先的に食べるようにしましょう。

もちろん、ビタミン、ミネラルを含む野菜も食べる事も良いですが、野菜を食べて主食と主菜が食べれれなくなるのであれば無理に食べる必要はありません。

果物でもOK

「ごはんも、卵も肉も食べれない」

そんな主菜も副菜も食べるのが難しいという方は果物でもOKです。

果物は、エネルギーとなる糖質を多く含み、水分も摂取することが可能です。

どんな果物でも良いので、食べれるものを食べましょう。

もし、飲み込むチカラ(嚥下能力)が弱っているようなら、リンゴをすりおろして食べるなど工夫して摂ると良いでしょう。

ただし、果物だけだとカラダの材料になるタンパク質を十分に摂ることが出来ないので、卵や豆腐などは別途食べるようにして欲しいと個人的に思います。

がんの食事で困ったら国立がん研究センターの『cheer!』を参考に

国立がん研究センターCHEER!

基本的に体調不良の場合の食事に関しては、主治医ならびに管理栄養士による食事指導を受けて受けることをおススメしますが、自宅での食事はご自身かご家族が用意する必要があります。

しかし、「どんなメニューにしたら良いの?」と悩む人もいることでしょう。

そんな方におススメするのが、国立がん研究センターが運営する『CHEER!(チアー)』というサイトです。

このサイトでは、がんの症状や悩みに合わせて食事メニューを検索する事が可能です。がん患者やその家族のためのレシピサイトです。

詳しくは下記リンクを参照して欲しいのですが、CHEER!の名前はcancer(がん)、HELP(助ける)、EAT(食べる)、EASY(簡単)、RECIPE(レシピ)の頭文字を合わせたもののようです。

悩みに合わせた区分が細かく設定されており、『症状で探す』『材料で探す』『料理区分で探す』『フリーワードで探す』など多様に検索ができます。

何より、国立がん研究センターが運営しているサイトですから、一般の方にとっては安心感があるでしょう。

下にリンクを貼っておくので、参考にしてみて下さい。

参考:国立がん研究センター東病院 CHEER!

がん以外の体調不良の方にも参考になる

CHEER!は、レシピを見たところ、がん以外の体調不良の方も参考になると思います。

食欲不振で悩む方は、がん以外にもいますから、そんな方も参考にしてみると良いでしょう。

※病気の食事は主治医に相談し、必要に応じて栄養指導をまずは受けることをおススメします。

まとめ

  • がんの食事はエネルギーとカラダの材料の摂取を優先!主食、主菜を食べよう
  • 食べれる時に食べればOK
  • メニューに困ったら、国立がん研究センターが運営する『CHEER!チアー』を利用しよう


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