隠れ貧血食べ物
通常、貧血かどうかを判断するのに用いられるのが「ヘモグロビン数値」というものです。このヘモグロビン数値が正常値の場合、「貧血じゃないんだ~良かった~」と安心する人も多いかと思います。

しかし、健康診断などの血液検査ではわからない貧血が存在します。それが「隠れ貧血」。平成25年の国民健康・栄養調査報告書によれば、日本人女性のでおよそ1000万人がこの隠れ貧血の可能性があるというのです。

貧血ではない人も、知らないうちに「隠れ貧血」になっているかもしれません。

かくれ貧血とは

そもそも貧血とは血液中の赤血球やヘモグロビン(血色素)が減少する事でおこります。最も多い貧血は「鉄欠乏貧血」で、栄養素の「鉄」が不足する事が原因です。

鉄は食事によって摂取するわけですが、摂取された鉄は体内で血液と肝臓の2つの場所で利用・貯蔵されます。

①血液中のヘモグロビンとして利用。

②肝臓の「フェリチン」として貯蔵。

通常、貧血をチェックするのに、①の血液中のヘモグロビン数値を用います。これは健康診断なのでチェックする事ができますが、隠れ貧血の場合は②肝臓に貯蔵された鉄が関わってきます。

鉄は血液中に移動するだけでなく、肝臓にも貯蔵されます。その肝臓での貯蔵場所が「フェリチン」というものです。このフェリチンに鉄が少なくなった状態が「隠れ貧血」です。通常の健康診断では肝臓のフェリチンまで調べないため、貧血だと気付けない事が多く「隠れ貧血」と呼ばれます。

隠れ貧血には鉄の摂取不足からおきる

隠れ貧血も通常の貧血も「鉄」という栄養素の不足によって起こります。よく、貧血の時にはレバーが良いなんて話を聞いた事がありませんか?それはレバーに含まれる「鉄」が貧血の予防や改善に有効だから言われるようになったのです。では、そもそも鉄とはカラダにどのような作用をする栄養素なのでしょう。

鉄という成分は血液中で酸素と結びついて、全身の細胞や臓器に酸素を運んでくれています。私達はいつも呼吸によって酸素を取り入れてますが、この酸素の運搬に鉄が関わっているというわけです。

私達は60兆個の細胞でできていますが、この全身の細胞は酸素がなければ生きていくことができません。したがって栄養素の鉄が不足した場合は全身に酸素が運ばれにくい状態になってしまい、至るところに不調がでてきます。

貧血でクラクラするというのも、鉄不足によって酸素が脳に運ばれにくい事から起こる症状です。血液検査でわかれば良いのですが、隠れ貧血の場合は自分ではわからず、貧血が知らないうちに進行してしまう危険性があります。そして貧血がさらに進行した場合、全身が酸素不足を起こして生活に支障をきたすような症状が現れてしまいます。

かくれ貧血は物忘れを引き起こす

物忘れは年齢とともに現れる症状です。これは老化によって誰にでもおこる症状ですが、あまりにも物忘れがひどいと認知症かと不安になりますね。しかし物忘れを引き起こすのは認知症だけではありません。かくれ貧血によっても引き起こされるといいます。

先ほども紹介したように貧血によって、脳に酸素が運ばれなくなってしまうと脳が「酸欠」状態になってしまします。脳細胞が活動するのにも酸素は必要なので、それが不足した場合、物忘れなどの症状が現れやすくなります。

その他にも貧血によって引き起こされる症状は以下のようなものがあります。

貧血の悪化によって引き起こされる症状

  • 足がムズムズする
  • 手足にカビがはえる
  • 異食症

隠れ貧血に有効な食べ物

隠れ貧血を予防・改善するためには、通常の貧血対策同様、鉄分を多く含む食材を食べる必要があります。鉄は様々な食材に含まれていますが、全てそのままをカラダが吸収できるわけではありません。

食事中に含まれている鉄の約15%ほどしか吸収できないとされているため、貧血症状がある場合は鉄分を多く含んでいる食品を選んで摂る必要が出てきます。

したがって当サイトがおススメする鉄分を多く含む食材をご紹介しておきます。

アサリの水煮缶

貝類が苦手でなければ「あさり」はおススメです。貝つきを買ってこないでもスーパーに売っている缶詰でOKです。アサリの水煮缶には100g中に29.7gも鉄分が含まれているため鉄不足になった時には有効です。さらに缶詰なら1年を通して価格が安定しており、保存もききます。

カツオ

カツオの赤身は鉄分を含むだけでなく、豊富なタンパク質も一緒に摂取する事が可能です。タンパク質には鉄の吸収を助ける働きがあるため効率的に鉄を利用できます。さらに不飽和脂肪酸などの良質な脂質も同時に摂取することができるので健康効果が高いです。

牛・豚ヒレ

牛や豚は鉄・タンパク質量ともに優れています。しかし飽和脂肪酸という摂り過ぎは良くない脂質が多いのが難点。

そんな牛や豚の中でもヒレは赤身が多く脂肪が少なくなっています。さらに鉄の吸収を助けるタンパク質や血球やヘモグロビンを作るのをサポートするビタミンB群も豊富に含まれているので、部位を選ぶと良いでしょう。

小松菜

小松菜は後述しているホウレンソウよりも多くの鉄分を含んでいます。また鉄分の吸収を助けるビタミンも多く含んでいる点もポイントです。

ホウレンソウ

貧血対策の王道の野菜です。鉄分だけでなく食物繊維やビタミン、ミネラルなども摂取できます。ただ、ホウレンソウはシュウ酸カルシウムという結石の原因になるものも含んでいるので、さっと茹でてから食べるようにして下さい。


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