キンカンが免疫力を上げる
冬に旬を迎えるキンカン。柑橘系果物の中でも小さく、皮をむかずにそのまま食べるのが特徴です。

冬の時期は 冬にかかりやすい3つの感染症というページでご紹介している通り、インフルエンザなどの感染症にかかりやすい時期です。そんな冬の免疫力アップに役立つ果物のひとつがキンカン。このページではキンカンが免疫力を上げる理由について解説しています。

キンカンの小さな実には免疫にかかわる成分が含まれていますが、特に注目したいのは次に紹介する2つの成分です。


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キンカンのβクリプトキサンチン

キンカンが免疫力を上げる理由のひとつが、キンカンに含まれる「βクリプトキサンチン」という成分です。

そもそも免疫力とは、細菌やウイルス、がん増殖などから身を守るチカラの事をいいます。私達のカラダの中には「免疫細胞」という細胞があり、この細胞が働くことで細菌や、がん細胞から身を守ることが出来ているのです。したがって、免疫力をアップさせるには免疫細胞の働きを活性化することが不可欠なのです。

今回紹介する「βクリプトキサンチン」とはまさに免疫細胞を活性化する成分です。免疫細胞の中でも、がん細胞の増殖を抑える働きがあるのが「NK細胞」別名、ナチュラルキラー細胞という免疫細胞です。βクリプトキサンチンにはこのNK細胞を活性化するチカラがあるのです。NK細胞の働きが活発になることで感染症を予防できるだけでなく、がん予防にも繋がります。

キンカンの皮に含まれるポリフェノール

キンカンは皮ごと食べる果物ですが、この皮に免疫に関わる成分が含まれています。その成分の名前は「ポリフェノール」。

ポリフェノールというとワインをイメージされる方が多いと思いますが、キンカンの皮にも含まれています。ポリフェノールを摂る最大のメリットは「抗酸化作用」です。

私達のカラダは絶えず様々なストレスにさらされていますが、その過程で体内に発生するのが「活性酸素」という物質。この活性酸素は私達の細胞を傷つけ、「がん化」させてたり血管を老化させる作用があります。様々な悪影響を及ぼすことから、カラダの老化の原因とも言われています。そんな活性酸素対策で重要になってくるのが「抗酸化作用」です。

抗酸化作用とは活性酸素を除去する作用の事を言います。抗酸化作用を持つ栄養素を摂取することで、カラダの老化を防止し、免疫力を高める事が出来ると考えられています。その抗酸化作用を持つ成分のひとつがキンカンの皮に含まれる「ポリフェノール」というわけです。

そもそもキンカンに限らず、果物の皮にはポリフェノールが含まれている事が多いです。これは果物が、果肉や種子を酸化や外敵から守るために言わば「防御壁」として作り出した成分だからです。しかしミカンなどは皮ごと食べるのはためらいますよね。その点、キンカンは皮が美味しい果物なのでポリフェノールを摂取しやすい食材と言えます。

キンカンは皮ごと食べよう

キンカンは必ず皮ごと食べるようにして下さい。皮には先に紹介したポリフェノールが含まれるだけでなく、NK細胞を活性化するβクリプトキサンチンも含まれています。したがって、ミカンのように中身だけ食べるのではなく皮を絶対食べるようにしましょう。

免疫力を上げたいなら生で食べるべし

免疫力を上げる目的でキンカンを食べる場合、キンカンジャムのような加熱調理したもので食べてはいけません。

キンカンの免疫成分であるβクリプトキサンチンは熱に弱いのが特徴です。したがって加熱調理した場合はβクリプトキサンチンが失活してしまいます。キンカンジャムは調理過程で加熱するため、βクリプトキサンチンを効率よく摂取できないのです。

免疫力を上げたい人はキンカンは生で食べるようにしましょう。

また、キンカンを生のまま漬ける「ハチミツ漬け」などであれば免疫成分を摂取する事は可能です。ただ、雑菌が付着しないようしっかり洗って使用して下さいね。


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