きんさんぎんさんに学ぶ長生きの秘訣

きんさんぎんさんとは

みなさんはきんさんとぎんさんを覚えていますか。
1990年代に某企業のCMに出演し、一躍人気が出た双子の姉妹です。100歳を超えてもお元気な姿でTVなどに出演し、まさに「理想的な老後」を過ごしていると感じました。
お二人は、明治25年(1892年)に生まれ「明治」「大正」「昭和」「平成」の4つの元号を生き、姉のきんさんは「ここまで長生きさせてもろうたら2000年までがんばってみます」と公言し見事2000年を迎えたあと、安心したかのようにその年の1月23日に107歳でお亡くなりになられました。妹のぎんさんも翌年2001年2月28日に108歳でお亡くなりになられました。
お二人が生まれた明治25年といえば、先にこのブログで紹介した江戸末期に活躍した勝海舟や江戸幕府最後の将軍徳川慶喜がまだ生きていた時代です。歴史好きの私にとってはうらやましいです。さらに妹のぎんさんにいたっては、2021年にお亡くなりになっているので、19世紀から21世紀を生きており20世紀を丸々生き抜いたことになります。
今回はそんなお二人の長生きの秘訣について触れていきます。


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「人間は足から死ぬ」

当時、テレビではお二人とも明るく元気な姿を見せていましたが、実は、姉のきんさんはマスコミに取り上げられる少し前まで自力で歩くことができず、更には「1から10までを数えることができない」「あいうえおが言えない」など初期の認知症を患っていたそうです。
一方のぎんさんは、「人間は足から死ぬ」という持論をもっていて、100歳を超えてからも1日30分の散歩を欠かさずやっていて頭もしっかりしていたそうです。そんなぎんさんを見てきんさんも「わしもぎんのようになりたい。」と思い、毎日のように足(特にふくらはぎ)を鍛えていたそうです。その結果自力で歩けるようになったそうです。

きんさんの「きんトレ」

きんさんがどのようなトレーニングをしたかを紹介させていただきます。

■用意するもの
・バンダナあるいは大きめのハンカチに米や土など1kgぐらいを袋に詰めたものを真ん中に置き、折りたたみ両端を引き絞って足首にくくりつける(両足)。市販のパワーリストでもOK。
・まくら ・クッション

[1] うつ伏せになり、まくらに首から上をのせてクッションをおなかの下に入れる。

[2] 左右の足を交互に45度の高さまで上げ下げする。最初は左右30回からスタート。慣れたら回数を増やしていきましょう。45度以上足を上げると負荷がなくなり効果が小さくなるので注意してください。

このトレーニングによってきんさんは足の筋肉が鍛えられて歩けるようになったそうです。歩けるようになってから記憶力も回復して認知症も克服したそうです。歩くことで全身の血流が改善して脳の血流も良くなった為と考えられているそうです。

ぎんさんの好物

妹のぎんさんの食事にも長生きの秘訣があるそうです。
ぎんさんは好き嫌いがなく何でも食べてました。その中でも「魚」と「日本茶」が好物だったそうです。

魚は良質なたんぱく質が摂取でき、脂は血液をさらさらにする効果があります。
特にお刺身などの生魚は成分を壊さず摂取でき、効果は24時間持続すると言われています。
毎日と言わずとも1週間に5食以上、魚料理を食べると良いと言われています。

日本茶

お茶の成分であるカテキンは抗酸化作用があり、動脈硬化から起こる老化を抑える働きがあります。このカテキンは、紅茶やウーロン茶より日本茶に多いことがわかっています。
お茶の飲み方にもポイントがあるそうです。一度に大量にお茶を飲むのではなく、1日に何度か分けてちょこちょこ飲むことで体内にカテキンをとどまらせておくことができるそうです。
ちなみに出がらしにはカテキンはほとんどないそうです。

本当はぎんさんがお姉さん?

きんさんが姉でぎんさんが妹というのは周知のことですが、実は先に出生したのはぎんさんの方です。明治7年(きんさんぎんさんは明治25年生まれ)に公布された太政官布告に従えば、先に出生した方が姉になるので、法律上はぎんさんが姉になるのです。しかし当時は双子のうち後から出生した方を兄・姉とする(双子は母親の胎内の奥にいた子の方が先に発生したものと考えられていた)習慣がまだ強かったため、ぎんさんが妹になったそうです。
この条文は今でも改定されていないので現在でも先に生まれた方が法律上は兄・姉です。

おススメ運動器具

最後に自宅でできるおすすめの運動器具を紹介します。

これは組み立て不要の電動ウォーキングマシンで、自宅にいながら運動ができます。

すきなテレビ番組を見ながら無理なく運動習慣をとりいれるのにおすすめですよ♪