内臓活性ダイエットとは
内臓活性ダイエットとは、肺、心臓、肝臓、副腎、胃、すい臓、腸、腎臓といった「内臓」を活性化させるダイエット法です。「何をやっても痩せない」という人には、試す価値のあるダイエット法かもしれません。
単純に言うと、痩せる方法は2種類に大きく分けれれます。
①食事の量を減らす
食事の量を減らすことで、一日の摂取カロリーを抑えます。人間は食事をエネルギーとして燃やして生きてますから、食事量が減ると体に蓄積されている中性脂肪をエネルギーに換えて燃やします。つまり、食事量が減れば痩せます。
②活動量を増やす
簡単に言えば体を動かす事です。運動などを行うと代謝が上がり、一日に消費するカロリーが増えるのです。消費量が増えれば中性脂肪が筋肉で燃えてやせる事ができます。
内臓活性ダイエットとは②の消費エネルギーが増える方に当てはまります。医師の林博之先生によれば、「カラダの中で最もエネルギーを使うのが内臓。1日の基礎代謝の70%は内臓で消費される。つまり、内臓が弱っていると基礎代謝が上がらずに痩せにくい体になる。逆に内臓を元気にする事ができれば基礎代謝が上がって痩せやすい体になる。という事です。
内臓活性ダイエットのメリット
内臓活性ダイエットを行うことでどのようなメリットがあるのかをご紹介しましょう。
①基礎代謝が上昇して、何もしなくても痩せる体に
1日の消費エネルギーの約7割が「基礎代謝」によるものです。カラダの中の代謝の大部分が内臓で行われています。内臓を活性化する事で、効率よくカロリーが消費されて痩せる事が可能です。
②ホルモンを正常に分泌して病気になりにくくなる
内臓の多くはホルモンを分泌する作用も持っています。内臓が元気で活性化していると、ホルモンが正常に分泌されて肥満や病気になりにくい身体になります。
③自律神経のバランスが整ってストレスに強くなる
内臓が弱く、機能が低下してしまうと自律神経が乱れ、疲れがとれにくかったり、便秘や更年期症状といった不調が起こります。
内臓が元気に活性化してくると逆に、自律神経が整って不調が改善され、ストレスに強い体になります。
内臓活性ダイエットのやり方
①ストレッチをする
毎日1分以上はストレッチをするようにしましょう。ストレッチは基礎代謝を上げる効果があるだけでなく、「姿勢を正しくさせる効果」があります。姿勢は内臓活性の為に重要です。よく猫背になっている人を見かけますが、猫背など姿勢がわるいと常に内臓が圧迫された状態になっています。内臓は圧迫されていると十分に活動を行う事ができません。ストレッチを行う事で、姿勢を良くし、内臓が働きやすくしてやりましょう。
②内臓の活性に必要な「タンパク質」と「ビタミン、ミネラル」をたっぷりと
内臓の再生や活性に必要な栄養素である「タンパク質」を意識してしっかり摂るようにしましょう。タンパク質を摂る事で内臓が活性化してきます。さらにビタミンやミネラルも必要です。ビタミンやミネラルは内臓がタンパク質によって回復していく時に補助的に使われる栄養素。全て食べるようにして内臓を活性するようにしましょう。
タンパク質の多い食品
タンパク質はお肉や大豆製品に多く含まれます。食事を摂る時に取り入れて下さい。なお、お肉を食べる時は部位に気を付けましょう。牛であれば赤身が多い部分を。サーロインよりもヒレ肉のが低脂質でおすすめです。鶏肉なら、もも肉→胸肉→ささみの順に脂質の量が少なくなります。
ビタミン、ミネラルを含む食品
ビタミン、ミネラルを摂るなら何といっても「野菜」と「果物」でしょう。野菜と果物はビタミンとミネラルの宝庫です。1日に350gの野菜を摂る事が推奨されています。しかし、これはかなり意識しないと食べられない量ですから、栄養価の高い緑黄色野菜を食事に1品食べるだけでも違います。
参考記事:緑黄色野菜の栄養を上手に摂る調理法
③冷やさないようにする
内臓活性化にとって「冷え」は大敵です。胃腸などの臓器は「冷え」てしまうと活動が低下してしまいます。以下の事に注意して内臓を温め、活性化させるようにしましょう。
・ホッカイロはNG。腹巻をつかおう
内臓を温めるためにホッカイロはあまり良くありません。高温で温められた状態がずっと続くと、腎臓等には逆にストレスがかかってしまいます。腹巻なら程よく内臓を温めてくれます。
・朝に一杯の白湯。冷たい飲み物は絶対NG
朝は内臓の働きが弱っているので冷たい飲み物は厳禁。朝はまず白湯を飲んで内臓を温めましょう。白湯を飲む事で内臓が活発に動き始めます。
まとめ
・内臓活性ダイエットとは内臓の働きを活性化することで痩せる方法である
・内臓脂肪ダイエットは痩せるだけでは無く、病気の予防にもなる
・内臓活性ダイエットのやり方は、ストレッチをする、内臓を再生する栄養を摂る、カラダを冷やさないようにする