「ピストル血圧って何?」
このページはそんな疑問を持つ人に向けて作成しています。
近年、カラダへの影響が懸念されるピストル血圧。
このピストル血圧とはどんなものなのでしょう。予防法もあわせて紹介していきます。
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ピストル血圧とは
多くの人が悩む高血圧。60歳以上の3認知
血圧がたかくなる代表的なものが高血圧です。
高血圧とは、血管を流れている血液の圧力が強い状態が続くことです。
血圧は誰でも高くなったり、低くなったりするのが当たりまえですが、高い状態が継続的に続くとカラダへ悪影響を及ぼします。
しかし、近年注目されているのがピストル血圧です。
ピストル血圧とは一時的に血圧が急上昇する事をいいます。
急激に血圧が上昇してしまう事で血管に負担がかかり、心臓血管疾患や脳血管疾患といった突然死につながる可能性あるとされます。
ピストル血圧を招く原因
血圧は一日のうちに上下するのが普通ですが、ピストル血圧のように急上昇してしまう原因とはどのようなものがあるのでしょう。
起きてすぐの運動
起きてすぐの運動は急激な血圧上昇の原因となります。
基本的に、起床直後というのは血圧が高い状態にあります。
そのただでさえ血圧が高めの時に運動をしてしまうことで、一気に血圧が上昇し血管に負担がかかってしまいます。
ストレス
仕事のプレゼンや学校や資格の試験など、ストレスがかかる場面では血圧が急に上がりやすくなります。
これは『自律神経』というものが関わっています。
自律神経とは私たちのカラダに備わっているもので、『交感神経』と『副交感神経』という2種類があります。
基本的には興奮状態にある時は『交感神経』が働き、休息している時には『副交感神経』が働きます。
この交感神経と副交感神経は生活の場面によって、互いにバランスをとりながら作用しているのですが、急激なストレスによってバランスが崩れてしまうのです。
そして、この自律神経のバランスが崩れるとピストル血圧と呼ばれる血圧の急上昇がおこりやすくなります。
たとえば、仕事のプレゼンなど急激なプレッシャーなどのストレスがかかる環境下では『交感神経』が優位になります。
先に紹介したように交感神経は興奮状態で優位になり、血圧を上げる作用をします。
したがって急激なストレスは、血圧の急上昇を招くとされています。
ピストル血圧対策
ピストル血圧は死に直結するような病気につながる可能性があるため注意が必要です。
では次にピストル血圧や高血圧を予防するためのポイントをまとめていきます。
塩分は控える
これはピストル血圧だけでなく、高血圧にも言えることですが血圧をコントロールするためには『塩分』の過剰摂取には注意しなければなりません。
これは塩分に含まれているナトリウムを摂取することで、血管に圧力がかかり、血圧が上がることにつながるからです。
ちなみに日本人の高血圧の最大の原因は塩分の摂りすぎによるものです。
したがって血圧対策のためには、塩分の摂りすぎに注意する事は大前提になってきます。
では、具体的にどの程度の塩分量にすれば良いのでしょうか。
厚生労働省が作成した食事摂取基準2015では1日の塩分摂取量が『男性8g未満』『女性7g未満』に設定されています。
この量を目安に一日の塩分コントロールをしましょう。
ちなみに、外食をする人は塩分が過剰になりやすいため、できるだけ自炊を心がけるか、塩分の少ないメニューを選ぶようにしてください。
ストレスがかかった時は休息を
先に紹介したように、大きなストレスは交感神経の作用によってピストル血圧のような血圧の急上昇をまねきます。
もちろんストレスがかからないようにする事が良いですが、仕事や勉強、スポーツをしている人はストレスはつきものなので、排除することは無理でしょう。
したがって、大切にしてほしいのがリラックスタイムです。
昼休憩や、帰宅後、休日など休める時はしっかりと休息をとるようにしましょう。
しっかり睡眠をとったり、アロマをたいたり、好きな映画を見たりなどリラックスすることで、今度は副交感神経が働くと血圧が下がるようになります。
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