このページでは『サヤチャインチオイル』別名:インカインチオイルの効果や使い方についてご紹介しています。
サチャインチオイルとは
サチャインチオイルとは、南米のアマゾン原産の『サチャインチナッツ』という星型の木の実から作られる油で、『インカインチオイル』や『インカナッツオイル』とも呼ばれています。
詳しくは後述しますが『オメガ3脂肪酸』というカラダに良い脂質成分などを豊富に含み、様々な効果が期待できる『カラダに良い油』です。
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サチャインチオイルで期待できる効能
- 肌やカラダの老化防止
- 血流改善
- 心筋梗塞予防
- 脳梗塞予防
- 脂質異常症予防
- コレステロールの低下
オメガ3脂肪酸(αリノレン酸)を多く含み、血管やコレステロールの悩みを解決
サチャインチオイルを摂取することで得られる最大のメリットは『オメガ3脂肪酸』にあります。
サチャインチオイルに含まれる脂肪酸の約50%が『αリノレン酸』というオメガ3脂肪酸です。
オメガ3脂肪酸は、カラダでは合成できない『必須脂肪酸』のひとつで、食べ物でしか摂ることができません。
オメガ3脂肪酸は近年になって注目されるようになった成分で、摂取することで『HDLコレステロール』を増やし動脈硬化を予防する効果が期待できます。
具体的にいうと、オメガ3脂肪酸を摂取すると体内で『HDLコレステロール』という善玉コレステロールが増加します。
「コレステロールって増えちゃだめじゃないの?」
と思うかもしれませんが、HDLコレステロールに関しては『少ないとダメ』という認識をもつようにしてください。
そもそも、コレステロールには『HDLコレステロール』と『LDLコレステロール』という種類があり、HDLコレステロールを善玉コレステロール、LDLコレステロールを『悪玉コレステロール』ともいいます。
増えすぎるといけないのはLDLコレステロールの方で、増えすぎると血管の壁に付着して『動脈硬化』を引き起こし、心筋梗塞や脳梗塞の原因になります。
一方、HDLコレステロールは血液中の増えすぎたコレステロールを回収したり、すでに血管の壁にたまってしまったコレステロールを肝臓へ運ぶことで血管をキレイにたもつ役割があります。
つまり、コレステロール対策や血管を元気にたもつためにはHDLコレステロールを増やすことが重要になってくるわけです。
そして、HDLコレステロールを増やすために有効なのがサチャインチオイルに含まれるオメガ3脂肪酸というわけです。
脳の活性化が期待できる
サチャインチオイルに含まれるオメガ3脂肪酸は、脳を活性化する効果も期待できます。
先に紹介したように、サチャインチオイルに含まれるオメガ3脂肪酸は『α-リノレン酸』といいます。
このα-リノレン酸は、体内に入ると『EPA』『DHA』という成分に変化します。
EPA、DHAは青魚の成分として有名ですが、摂取することで脳の働きを良くしてくれる効果が期待できます。
ビタミンEを多く含み、老化防止に役立つ
サチャンオイルは肌やカラダの老化防止にも役立ちます。
なぜなら『ビタミンE』という栄養素を含んでいるからです。
ビタミンEというのは『脂溶性ビタミン』のひとつで、名前の通り油に溶けやすい性質を持つビタミンです。
このビタミンEの重要な役割として『抗酸化作用』があります。
抗酸化作用とは、体内の『活性酸素』を除去して、カラダの老化を防止する働きのことをいいます。
「活性酸素って?」という方のために、活性酸素と老化について少し解説しておきます。
私たちはエネルギーを作る時に酸素を使っていますが、使い切れなかった酸素の一部は『活性酸素』という物質に変わります。
この活性酸素は本来は細菌などからカラダを守る『盾(たて)』としての役割をしてくれています。
しかし、カラダの中に増えすぎた場合、私たちの『細胞』を傷つけ、老化させてしまう物質でもあるのです。
したがって、カラダの老化を防止するには活性酸素が増えすぎないようにする必要があるわけですが、ここで紹介しているビタミンEは、まさに活性酸素を増やさないように除去してくれる『抗酸化作用』をもつ栄養素なのです。
サチャインチオイルの味は?
サチャインチオイルの味は比較的あっさりしており、クセも少ないのが特徴です。
同じカラダに良い油である、オリーブオイルやエゴマ油といった植物性油は独特の風味を持つため、人によっては苦手という人もいます。
そんな人はサチャインチオイルを試してみると良いかもしれません。(好みによるとおもいますが)
サチャインチオイルの使い方
サチャインチオイルは『炒める』『焼く』『揚げる』『煮る』など、ほとんどの調理法で利用することが可能です。
その他にもドレッシングとして利用したり、パンにつけてそのまま摂取してもOKですので、好みに合わせて使ってみましょう。
サチャインチオイルは加熱に強い
サチャインチオイルは加熱による、栄養素の減少が少ないのが特徴です。
おなじく、オメガ3脂肪酸を含む油に『エゴマ油』がありますが、エゴマ油は加熱にそこまで強くないため、加熱するとオメガ3脂肪酸が減少してしまうことがわかっています。
しかしサチャインチオイルの場合は、先に紹介したビタミンEが豊富に含まれているため、加熱による劣化を防いでくれるのです。
サチャインチオイルはどのくらい摂ったらよい?
健康のためにサチャインチオイルを摂取する場合、基本的には1日に小さじ1程度で良いでしょう。
これだけで、1日に必要なオメガ3脂肪酸を補うことができます。
オメガ3脂肪酸はカラダに良い油ですが、「とにかく摂れば良い」というわけではありません。
脂質は1g=9kcalとなっており、他の栄養素よりカロリーが高いので摂り過ぎれば肥満の原因になってしまいます。
したがって、効果を期待するなら1日小さじ1程度か、調理油をサチャインチオイルに置き換える程度で十分です。
保存方法
サチャインチオイルを保存する場合は『冷暗所』または『冷蔵庫』がおススメです。
油は『熱』『光』『酸素』によって劣化するため、基本的には冷暗所か、気温が高くなる夏場などは冷蔵庫に保存して使うようにしましょう。
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