バニラのバニリンの効果
バニラと言えば、真っ先にアイスクリームを思い浮かべる人も多いことでしょう。

その独特の甘い香りは、アイスクリームをはじめ様々なスイーツに利用されています。私自身、バニラの香りは好きですが、香り自体にリラックス効果があるとも言われてきました。

確かにバニラの香りを嗅ぐと、精神的に癒される感じがします。(個人の感想)

しかし、科学的にバニラの香りが人体に及ぼす影響は明らかではありませんでした。(気分的なものなのか、それとも科学的な生理作用があるのか不明だった)

ただ、2019年バニラに含まれる『バニリン』という成分が、私たちの健康に役立つ可能性が、川崎医療福祉大学、川崎医科大学、中村学園短期大学の共同研究チームによって発表されました!

ということで、今回はバニラの香りがもたらす健康効果についてご紹介していきます!


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バニラのバニリンに痛みを鎮める作用?

バニリンに鎮痛作用
研究チームの論文によると、バニラに含まれている『バニリン』という成分に、痛みを感じる感受性を低下させる作用があることが考察されています。

ようは、痛みを感じにくくさせる作用ということですね。

研究チームはマウスに20分間バニラを吸引させてから、8種類のテストを行い、マウスの行動がどのように変化するのかという実験を行っています。

この中でホットプレート試験というものがあるのですが、バニラを吸引したマウスは熱くなったホットプレートに触れた時に、足を引っ込めるまでの時間が長くなることを確認しています。

つまり、熱さや痛みに対して鈍感になったということです。これによりバニリンに鎮痛作用があるのではと考察されています。

筋肉を緩める作用も

上記の他にも筋肉を緩める、筋弛緩作用があることも報告されています。

8種類行われたテストのうち、金網をつかんで引っ張るという握力テストが行われているのですが、このテストでマウスのひっぱる力が低下することがわかっています。

これを受けてバニラのバニリンには筋肉を弛緩させる作用があると考察されました。

この研究によって、バニラを使った新しいリラックス法の確立や、鎮痛作用等を目的とした新薬の開発につながる可能性があるとしています。

まとめ

まとめますが、今回の研究で分かったのは、バニラの香り自体に鎮痛作用や筋肉弛緩作用があること。

マウス実験レベルなので、人間がバニラの香りを嗅いでこのような効果が得られるかは不明ですが、個人的にはバニラの香りは好きなので部屋の芳香剤をたまにはバニラにしてみようかなとは思いました。(バニラの芳香剤にバニリンが含まれているのかはわかりませんが)

あと、8つのテストの中で変化が見られたのは痛みと筋肉に関する2つのテストに対してのみ。

その他6つでは反応はなかった模様です。この結果からバニラを吸入しても認知機能や、うつ症状の緩和といった効果はなさそうです。

気になった人は下記リンクから論文のAbstractが読めるので参考にどうぞ。

参考:Comprehensive behavioral study of the effects of vanillin inhalation in mice.


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