緑茶の安全性

緑茶の入れ方を変えるだけで肥満に効く!

緑茶の効果
日本人にとって身近なお茶と言えば「緑茶」ではないでしょうか。日本では古くから飲まれており、今や「グリーンティー」として海外でも愛飲されるようになりました。
普段何気に飲んでいる緑茶ですが、実はカフェインやカテキンをはじめとして様々な栄養成分が含まれた飲み物です。そんな飲み物を日本人は昔から飲んでたわけです。身近な所に素晴らしい健康ドリンクがあったものです。
しかし、そんな緑茶はいれ方によって効果が変わってきます。これ知ってましたか?

お茶の入れ方①【集中力を高めたい人へ】

「カフェイン」という成分をご存じでしょうか。コーヒーに含まれているというイメージが強いですが、緑茶にも含まれています。実はこのカフェイン、お湯の温度が高く、浸出時間が長いほど抽出量が多くなるのです。(70~80度くらいでいれよう!)つまり、仕事や勉強、趣味等で「集中力を高めたい!」と思った時や、「眠気をなんとかしたい!」と思った時には、熱いお湯で長めに浸出した渋いお茶こそがおススメです。

お茶の入れ方②【体脂肪が気になる人へ】

年齢と共に体脂肪が気になってくるという人もいるのではないでしょうか。体脂肪が気になる方におススメの成分が「カテキン」。カテキンには中性脂肪やコレステロールの吸収を妨げる作用があります。さらには糖の吸収をおだやかにする作用もあるので、糖尿病の方や糖尿病予備軍の方、血糖値が気になる方にもおススメの成分です。
このカテキンを多く抽出する方法は先に紹介した方法と近くなりますが、、濃く、渋くいれましょう。80度以上のお湯で抽出時間を多くとる事でカテキンが多く出てきます。
炭水化物や甘い物を摂りすぎてしまう人は、食事中や食後に緑茶を飲むと良いでしょう。

お茶の入れ方②【リラックスしたい方へ】

次にストレスが多く、ホッと一息つきたい方への緑茶の入れ方を紹介しましょう。まず、なぜ緑茶がストレスに良いかというと「テアニン」という成分が入っているからです。テアニンはアミノ酸の一種で、脳からα波を発生させ、気分を落ち着かせる副交感神経を活性化する作用があります。
このテアニンを多く抽出する為には「低温(50~60度)でゆっくり浸出させましょう。」低温でゆっくりとおいてもらう事でテアニンが多く抽出できます。
ストレスがかかり、リラックスしたいと感じた時にはテアニンが摂れる入れ方でお茶を飲みましょう。

お茶の入れ方③【高級茶葉でお茶を入れるとき】

これは健康作用には関係ありませんが、玉露や高級な煎茶を美味しく入れるときのポイントもご紹介しておきます。こういった茶葉でお茶をいれる時は、湯冷まししたお湯(50~60℃)でゆっくりと浸出させてやりましょう。この方法はお茶の香り、甘味やうま味を最大限に引き出してくれます。さらには渋味も出過ぎないようにしてくれます。渋味はカテキンやカフェインによって感じるものなので、比較的低温(50~60度)で入れた場合は緑茶のうま味や甘味が引き立ちます。
「緑茶の渋味や苦みが嫌だ!」という方には「水出し茶」がおススメです。多めの茶葉を水に入れて、冷蔵庫で3時間くらい置いておけば美味しい「水出し茶」が完成します。ちなみにお茶を入れる時には「日本産のお水を使うようにしましょう」。なぜならば、外国産の水はミネラル成分(カルシウムやマグネシウム)が多く含まれているため、緑茶の成分が溶け出しにくいからです。

まとめ

緑茶と生活習慣病
・緑茶は入れ方によって脳の活性化、肥満防止、糖尿病対策、ストレス解消等の効果がある。
・緑茶はいれるお湯の温度と浸出時間で茶葉から溶け出る成分量が変わる。
・脳を活性化する為には、70~80度のお湯で長めに浸出させる。
・肥満防止、糖尿病対策には80度以上のお湯で長く浸出させる。濃く、渋くがポイント。
・ストレスを解消するには50~60度くらいのお湯でゆっくりと浸出させる。
こんな素晴らしいお茶が身近にあるなんて、日本最高です。あなたも是非取り入れてはいかがでしょう。ちなみに筆者は肥満対策に濃く、渋く入れるようにします。