感染症予防

冬に増える感染症に注意

感染症予防
冬に増えてくるのが「感染症」。感染症の原因となるのはウイルスです。寒くなってくると気温の低下や空気が乾燥してきますが、ウイルスは感想や低い気温が大好きなのです。
感染症の種類と対策を知って冬を元気に乗り越えましょう。

インフルエンザ

毎年のように流行するのがインフルエンザです。よくインフルエンザの流行によって学級閉鎖になったなんてニュースを聞いたこともあるでしょう。インフルエンザウイルスは感染力が強いので、うつってしまいがちです。また感染してしまうと1~2日間の潜伏期間のあと、突然症状がでます。予防するのはもちろんのこと、感染してしまった場合は早めの休養が必須です。

インフルエンザの症状

・高熱(3~7日ほど続きます)
・寒気
・頭痛
・関節痛
・筋肉痛
・体のだるさ

もしこんな症状が発生したら、インフルエンザを疑って医療機関を受診しましょう。

RSウイルス感染症

風邪の症状に近いので、軽視されがちです。しかし、ウイルス感染によるものなので、放っておくと重症化してしまいます。RSウイルス感染症の症状を把握して早めに病院にかからなくてはなりません。特に乳幼児には注意して下さい。重症かしてしまうと肺炎など命を落としかねない事になります。ちなみに乳幼児のほぼ100%が2歳までにRSウイルスに感染すると言われています。

RSウイルス感染症の症状

・38度以上の高熱がでる
・呼吸が苦しくなる
・鼻水がでる
・せきがでる

こうみると風邪の症状に似ていることがわかります。しかし、感染症の可能性もありますので異変を感じたら病院に行って下さい。

乳幼児のRSウイルスチェック

乳幼児はまだ自分の意思を伝えられません。以下の項目をチェックして親がしっかり管理するようにしましょう。該当する箇所があればすぐに病院で受診するようにして下さい。

・呼吸が浅く、苦しそう(ゼイゼイ言っている)
・ぐったりとしている
・38度以上の高熱がでる

冬の感染症予防にできること

手洗い

手洗いは「面倒」と思われがちですが、誰しもができる感染症の予防法です。手には目には見えていないだけで、雑菌やウイルスがたくさんいます。特に手を介した感染が多く「通勤時の電車の手すり」、「みんなが触ったドアノブ」「人との握手」など手にはウイルスが付着する確率がかなり高いです。そんな状態で帰宅した手はウイルスだらけという可能性も。家族に移してしまう前に、帰ったらまず、手をしっかり洗いうがいをするようにして下さい。

タンパク質で免疫を保つ・アップさせる

ウイルスの侵入を防ぐためにも、免疫力を高めておきましょう。免疫力を高めておくのに食べておいて貰いたいのがタンパク質。タンパク質は3大栄養素の一つで、免疫力を作る上でもかかせない栄養素です。また、免疫力だけでなく、病気になった場合の回復にも役立ってくれる栄養素です。食事の中で積極的にタンパク質を摂るようにしておきましょう。また、子供の免疫力はお母さんの母乳で作られます。したがって、お母さんは子供の為もタンパク質を摂取して質の良い母乳を作れるように心がけましょう。

タンパク質を多く含む食品

・お肉 

免疫にはタンパク質
牛肉・豚肉であれば、できるだけ赤身の部分を選んでください。鶏肉なら、ささみ・胸肉を選んで食べましょう。高タンパク低脂質で良質なタンパク質が摂取できます。できれば脂質の多い皮は取り除いて食べるとより良いです。
おススメです。

・大豆製品

大豆製品
豆腐などの大豆製品は高タンパクでヘルシーな食材です。タンパク質を摂れるだけでなく、イソフラボン(ファイトケミカル)も同時に摂取できるので、体の老化の原因である活性酸素も退治してくれます。
ファイトケミカルについてはこちらの記事をご確認下さい:ファイトケミカルを上手に摂るたった1つの方法

・魚

魚
魚の中でも、サバ、鮭、マグロ、カツオは高タンパクです。さらに魚の脂質である不飽和脂肪酸は血液の流れを良くして体温を上げてくれるので、免疫力アップにおススメです。

まとめ

・冬は感染症に注意しよう
・感染症かも?と思ったら早めに病院で受診しましょう。
・免疫力を上げてウイルスから体を守りましょう。
・免疫力アップするにはタンパク質が必須です。
・タンパク質はお肉、大豆製品、魚に多く含まれます。