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話題の「0円カルピス」って何?

0円カルピス
0円カルピスとは、恐らく中高生と思われる若者がTwitterに投稿したことで話題となった飲み物。どうやらファミレスのドリンクコーナーにあるもので自作した「カルピスに似たドリンク」のようです。材料は、水、ガムシロップ、スティックシュガー、レモン汁、コーヒーフレッシュを使用して作るとのこと。
筆者は飲んだことがありませんが、レシピ動画等も多く投稿されているようで、カルピスに似てるとう意見もあるそうです。

0円カルピスは危険。健康を害する

危険
0円カルピスの投稿があってからネット上では様々な議論がなされてきました。その意見の多くは「ドリンクバーのものを使っているのだから0円ではない」「お店に迷惑」等の意見。しかし、それよりも0円カルピスは健康面で問題があります。糖分量が多いのは一目瞭然ですが、今回それは置いておいて、問題なのは材料の中にある「コーヒーフレッシュ」これが良くありません。
コーヒーフレッシュは「トランス脂肪酸」という悪い油が多く含まれているので、体に様々な悪い作用をもたらします。
コーヒーフレッシュはトランス脂肪酸

コーヒーフレッシュに含まれるトランス脂肪酸とは

トランス脂肪酸の危険性
コーヒーフレッシュとは名前の通り、コーヒーのミルク代わりとして使われます。袋の成分表示を見ると「植物油脂」と書かれています。これがトランス脂肪酸です。さらに乳化剤、増粘多糖類、カラメル色素等で作られています。ほとんど添加物だけで作られています。牛乳はまったく使われていません。
トランス脂肪酸とは簡単に言えば「人工油」と言えばわかりやすいでしょうか。もとは無害な油に、水素を添加する事で出来上がります。
トランス脂肪酸が含まれる製品

・マーガリン
・ショートニング
・ファストプレッド

さらにそれらを使用して作られたクッキーやケーキ、パン、ドーナツ、フライドポテトなどがあります。

ちなみに先ほどご紹介した「植物油脂」という表記ですが、これよく見かけませんか?お菓子売り場等で成分表示を見てみて下さい。多くの製品に使われている事がわかります。多くの人は植物油脂にトランス脂肪酸が含まれている事を知りません。日本ではナトリウム量などは○gと表示されるのに、トランス脂肪酸は○gという表示は無いのです。したがって、知らないうちに多くの人がトランス脂肪酸を摂取しているのです。

トランス脂肪酸の人体への影響

昔はマーガリンもヘルシーな油と言われていました。しかし、現在では違います。様々な研究からトランス脂肪酸が体に悪いという事がわかってきました。
具体的にはトランス脂肪酸を摂ると血中の悪玉コレステロール(LDL)の量が増加して、動脈硬化、心筋梗塞など心臓病のリスクを上げる事がわかっています。その他にも癌、アトピー性皮膚炎、アレルギー、リウマチ性関節炎、うつ病などのリスクを上げる事がわかっています。
アメリカでは2015年にトランス脂肪酸の使用禁止が決定しました。アメリカ以外の国々でもトランス脂肪酸の危険性を危惧し、使用禁止や、トランス脂肪酸量の表示義務等政策が行われています。しかし、日本ではこれらの規制はありません。

トランス脂肪酸、日本人は摂取量が少ないから問題ない?

欧米人に比べて、日本人のトランス脂肪酸の摂取量は少ないので問題はない。という意見があります。しかし、はたしてそうでしょうか?トランス脂肪酸ははっきりと体に悪いという事がわかっているのに、少なければ問題無いというのは通らないと私は思います。
0円カルピスにコーヒーフレッシュが使われていますが、一杯飲んだ程度では体調を崩すことは無いでしょう。しかし、子供たちがこれからの将来、当たり前のようにフレッシュやマーガリンといったトランス脂肪酸を含んだ食品を摂り続ければ、人体に悪影響を及ぼすはずです。トランス脂肪酸の体への影響とどんな食品に含まれるのかを知って、少しでも摂取量を減らすようにして頂きたいです。特に子供は味が美味しければ過剰に摂取してしまいがちですので、親御さんが是非教えてあげて下さい。

まとめ

・0円カルピスは体に良くない
・0円カルピスに使われるコーヒーフレッシュにはトランス脂肪酸が含まれる
・トランス脂肪酸は人工油。体に悪影響をおよぼす事がわかっている
・大切なのは、どんなものにトランス脂肪酸が含まれているかを知って、できるだけ摂取量を減らすようにする
最後に0円カルピスを作る事自体ですが、フレッシュも砂糖もドリンクバーを注文した人だけが使用して良いものだと思いますので、勝手に作らないようにしましょう。