今回は尿トラブルをテーマにご紹介していきます。

年齢とともに多くなるのがオシッコのトラブルです。オシッコが漏れてしまったり、夜中に何回もトイレに起きる。これらは尿トラブルです。たかがオシッコとあなどるなかれ、生活面で様々な支障が出てきます。

オシッコトラブルで多いのが「頻尿」「尿もれ」「残尿感」の3つです。

思い当たる方は、ぜひこの記事を読んでお役立て下さい。

オシッコトラブルの原因

なぜオシッコトラブルが起きるのでしょう。人によって原因は様々ですが現在以下のような原因が考えられています。

骨盤底筋が弱くなる

「骨盤底筋」という筋肉が存在します。ここの筋肉が衰えてくると尿トラブルが発生しやすくなります。特に女性は骨盤底筋が衰えやすい傾向にあります。妊娠・出産・女性ホルモン低下などが理由です。さらに加齢・運動不足も衰える原因です。

膀胱の周りの神経の異常

膀胱周りの神経に異常が生じることもオシッコトラブルの原因となります。

何らかの原因で膀胱周りの神経に問題が生じると、神経が過剰反応して膀胱の働きが狂い始めます。これを「過活動膀胱」と言います。

特に我慢できないのにあんまり量が出ない人は過活動膀胱の可能性があります。膀胱に尿はたまっていないにも関わらず、神経が過剰反応してしまうことで膀胱が活動し「トイレに行きたい」と思わせます。しかし、実際には尿はあまり溜まっていないので「出したいのに、なかなか出ない」という状態が起こります。これが「残尿感」というやつです。

過活動膀胱は40代以降に増加し、男性は7人に1人。女性は8人に1人の割合でいます。

危険なオシッコを見分ける方法

尿検査で様々な病気の検査をできるように、オシッコの状態で自分の健康状態をチェックする事ができます。それではご紹介していきましょう。

オシッコの泡がなかなか消えなかったら注意

オシッコをした時に泡がでますよね?あの泡であなたのオシッコの状態がわかります。

オシッコをして1分たっても泡が消えない場合は注意が必要です。なぜ泡が消えないかというと、尿にタンパク質が混ざっている可能性があります。

本来であれば、タンパク質は腎臓で「ろ過」されます。にもかかわらず尿にタンパク質が残っているということは、腎臓に何らかの問題が発生している可能性があります。

オシッコの色を見るべし

毎日のトイレでご自身の尿の色をチェックすると色に違いがでるのがわかると思います。泡だけでなくオシッコの「色」でも見分ける事ができます。尿はカラダを巡って最後に出てくるものしたがってオシッコの状態というのは非常に大切なのです。では、どんな色が危険なのか説明していきます。

透明~薄黄色

この状態は大丈夫と考えて良いでしょう。

白っぽく濁っている

白で混ざっている場合は、「白血球」が尿に混ざっている可能性があります。どこかで炎症が起こっているかもしれませんので、続くようなら病院に行くことをおススメします。

オレンジ~赤

赤っぽくなるにしたがって危険性は増します。オレンジの場合は肝臓や堪能の病気の可能性があります。さらに赤は「血尿」とも言いますが、腎臓結石や重症の膀胱炎、さらには、がんの可能性もあります。血尿がでたらすぐ病院にいきましょう。

黒は慢性腎臓病の可能性があります。かならず病院に行って下さい。

基本的に赤系統のオシッコがでたら要注意だと思って下さい。

さあ、ここまでオシッコトラブル

オシッコトラブルに効く銀杏と山芋

それでは、オシッコトラブルを解決するために食べて頂きたい食べ物をご紹介していきます。今からご紹介する食べ物は「漢方」「薬膳」の観点からおススメするものです。

銀杏

銀杏は尿漏れや頻尿を改善する効果があるとされます。

やまいも

山芋には腎臓の炎症をおさえる力があります。

柿の葉茶

柿の葉から抽出されたエキスには腎臓や尿路の炎症を抑えて、尿トラブルをサポートする力があります。

頻尿が心配な方へ

頻尿が心配な方は外出するのが遠慮がちになると思います。さらに「オシッコに行きたくなったどうしよう」「トイレが無かったらどうしよう」など精神的にも追いつめられてしまいます。そんな方は以下の方法をためしてみて下さい。

簡易トイレを持つ

現在では災害時でも使えるような簡易トイレが販売されています。使いにくいかもしれませんが、無いよりはマシです。そしてイザとなった時の保険として持ってみたらどうでしょうか。おそらく少しは心が楽になるかもしれません。

トイレの場所を確認しておく

いつも通る道や、出かける先々にトイレがあるか事前に確認しておくと良いでしょう。いつも通る道であれば、コンビニや公衆便所などトイレがある場所を把握しておけば恐くありません。また旅行などの長時間移動をする場合は、ルートを確認して事前にトイレ施設を確認しておくことも必要です。また、新幹線にはトイレはありますが、切符を買う時に「トイレの近くにして」と駅員に言えば、トイレの近くにしてくれますよ。


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