このページでは「しょうが」の栄養成分と健康効果について紹介しています。
しょうが=健康食材というイメージが定着しています。しょうがは特に「カラダを温める」という効果が高い食材です。しょうがの持つパワーを学んでいきましょう。
しょうが(生姜)とは
多くの人が食べているショウガは「根しょうが」と言われるもので地下茎です。1年を通じてスーパーなどで購入できますが、夏に旬を迎える食材です。辛味が強く、しょうが独特の香りがあります。原産地は熱帯のアジア地域。
新しょうが
初夏に早堀をして出回るものを新しょうがといいます。通常のものより水分量が多くみずみずしい。さらに食感もやわらかくなっています。茎の付け根が紅色になっているのが特徴です。
葉しょうが
若い新しょうがを、葉っぱがついたまま収穫したものです。茎元が紅色になるのが特徴です。代表的なものが「谷中しょうが」。
しょうが(生姜)で期待できる効能
- カラダを温める
- 冷え性・低体温に
- 食欲増進
- ダイエット
- 殺菌・抗菌
カラダを温める事で様々な効果を出す
ジンゲロール
しょうがを食べる事の最大のメリットは「カラダを温める効果」でしょう。しょうがの辛味成分である「ジンゲロール」にはカラダを温める効果があります。
カラダの体温が高まることで、血流が良くなり代謝が上がります。代謝が上がる事で消費カロリーがアップすることからダイエット中もよく用いられます。また、胃液の分泌を促して食欲を増進する効果や細菌の繁殖を抑える抗菌作用・抗酸化作用も備えています。
ショウガオール
ジンゲロールよりも効果が高いのが「ショウガオール」という成分です。ショウガオールというのは、ジンゲロールを加熱することによって生まれる辛味成分です。ジンゲロールよりもカラダの代謝を高める作用が強い成分なのでダイエットや冷え性の人に良いでしょう。
ショウガオールは、しょうがを加熱して増えるので、しょうがを鍋に入れて煮るなどして摂ると良いでしょう。簡単に作る方法としてレンジで加熱する「レンチンしょうが」というものもあります。レンチンしょうがの作り方は下記ページで詳しく紹介しています。合わせて読んで下さい。
塩分対策に
摂りすぎると高血圧を招いてしまうのが「塩分」。しょうがに含まれる「カリウム」は塩分対策に有効です。
カリウムを摂取すると、塩に含まれる「ナトリウム」を排泄してくれる作用があります。したがって塩分の多い料理を作る時に、しょうがを入れるようにすると良いでしょう。
しょうがの栄養価
茎根/生(可食部100g中)
エネルギー | タンパク質 | 脂質 | 炭水化物 | 食物繊維 | 水溶性 |
30kcal | 0.9g | 0.3g | 6.6g | 2.1g | 0.2g |
ナトリウム | カリウム | カルシウム | マグネシウム | 鉄 |
6mg | 270mg | 12mg | 27mg | 0.5mg |
ビタミンA | ビタミンB1 | ビタミンB2 | ビタミンC | 食塩相当量 |
0μg | 0.03mg | 0.02mg | 2mg | 0g |
良いショウガの選び方
- ふっくらと肉厚なものを選ぶ。
- 皮に傷が少ないもの
- 表面にツヤと張りがあるもの
- 切り口がみずみずしく、黄色が濃いもの
しょうがの保存方法
- 常温で保存する場合は、新聞紙に包んで風通しの良い場所で保存しましょう。保存期間は2週間程度
- 冷蔵で保存する場合は、しょうがをスライスしまたは、みじん切りして瓶に入れる。ひたひたになるくらいの水をいれる。3日に1回くらいは水を変えてくださ。保存期間は3週間程度を目安に。
- 冷凍で保存したい場合は、しょうがを好みの形にスライスして冷凍させましょう。保存期間は2ヶ月ほど大丈夫ですが、1度解凍させたら再冷凍はしないようにしてください。
長く保存したいなら「焼酎漬け」も良い
しょうがは夏に旬を迎え「新しょうが」が出回ります。寒い冬に向けて長期間保存させたい場合は「焼酎漬け」がオススメです。
しょうがをスライスして瓶に入れ、しょうががかぶるくらいの焼酎を入れます。焼酎に漬けることで長期間の保存が可能です。焼酎の香りが気にならないという方はお試し下さい。
※使用する瓶は滅菌するために、沸騰したお湯で2分ほど加熱するようにして下さい。
しょうがの食べ過ぎには注意して
しょうがは辛味成分が多く含まれているので、胃腸を刺激しやすい食べ物です。したがって食べ過ぎると胃腸の調子が悪くなることがありますのでご注意を。毎食大きいスプーン1杯くらいが無難でしょう。
しょうがのオススメレシピ
しょうがココア
冷え性やダイエットをサポートするレシピとして「しょうがココア」を紹介します。しょうがのショウガオールと、カカオのカカオフラバノールという2つの成分が冷え性やダイエットをサポートしてくれます。詳細は下記ページを参考にしてください。
■【栄養士推奨】ダイエットや冷え性に「しょうがココア」が効く2つの理由2
レンチンしょうが
しょうがを効果的に摂取するには加熱が有効です。手軽にしょうがを加熱するにはレンジ調理が良いでしょう。レンジでチンしたしょうがをお好みの料理やドリンクに入れて摂取して下さい。詳細は下記ページをご参考下さい。
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