コーヒーダイエットの嘘

※このページは管理栄養士が作成しています。

カラダの不調のサインである『せき(咳)』。

せきが続くと自分がツラいばかりか、周りの人にも嫌な顔をされることもありますよね。

そんな咳でツラい時に良いとされるのが『コーヒー』

実はコーヒーに含まれる成分には、せきの症状を抑える効果が期待できるのです。


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コーヒーが咳の症状を和らげる理由

「コーヒーってのどの刺激強そうだけど。。」

と思う人も多いでしょうが、実はコーヒーにはせきの症状を抑えてくれる成分が含まれています。

その成分とは『カフェイン』。

カフェインといえば眠気を覚ますなどの覚醒作用が有名ですよね。

しかしそれだけではなく、せきの症状を和らげてくれる効果も期待できる成分なのです。

具体的には、カフェインが気管支を拡張させる作用があるため、せきの症状を和らげる効果が期待できるのです。

ココアや紅茶、緑茶でもOK

中には「コーヒーは飲めない」という方もいるでしょう。

そんな方はココアや紅茶、緑茶といった飲み物でもOK。

これらの飲み物にはコーヒーと同じくカフェインが含まれているため、コーヒーが苦手な人という人は試してみるのも良いでしょう。

特にココアはカラダを温める効果もあるためおススメです。

カフェインの摂り過ぎには注意が必要

コーヒーのカフェインには気管支の拡張作用はあるものの、摂り過ぎは注意しなければなりません。

厚生労働省はカフェインの過剰摂取への注意喚起を行っています。

具体的にはカフェインの摂り過ぎによって『中枢神経系の刺激によるめまい、心拍数の増加、興奮、不安、震え、不眠症、下痢、吐き気等の健康被害をもたらす』とされています。

したがって、コーヒーにせきを和らげる効果が期待できるといっても摂取し過ぎには注意しなければなりません。

では、どの程度なら摂って良いかというと『マグカップ3杯まで』です。これは400mg程度になります。

※上記はカナダ保険省(HC)の発表を参考

たかが咳と思わず、続いたら病院の受診を

「せきがでるくらい良いや」

と安易に思っている方もいます。しかし、せきは風邪以外にも様々な病気が原因となって引き起こされる場合があるため注意が必要です。

せき症状が続く場合はしっかり病院を受診するようにしましょう。

咳は不調のサイン。食事のバランスを見直そう

せきは風邪やインフルエンザをはじめとしたカラダの何らかの不調のサインでもあります。

食事は健康的なカラダを作る為の材料であり、病気にかからないための免疫力をつくる役目を持ちます。

健康的なカラダを作るためには、何より栄養素のバランスが重要です。

具体的にいうと糖質、タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラル、食物繊維をまんべんなく摂取すると良いです。

よく栄養のバランスが崩れている方に多いのがラーメン、チャーハン、唐揚げといった糖質と脂質が多いものばかり食べているパターンです。

確かに美味しいので食べたくなる気持ちはわかりますが、これだとエネルギー(カロリー)は多く摂取できてもその他の栄養素が不足してしまいます。

こういった食事パターンの方であれば、一品でも良いのでサラダ等の野菜類を入れるとビタミンやミネラル、食物繊維を摂取することができます。

一度に食事を改善するのはストレスが伴いますから、ハードルを低くして『一品プラスする』ことから始めると良いでしょう。


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