管理栄養士のタイゾーです。

2017年12月、イギリスの栄養士会(BDA)が『2018年にやってはいけないダイエット法』を発表しました。

ダイエット法には色々な種類がありますが、中には健康被害が懸念されるものも存在します。

このページでは英国栄養士会が危険視しているダイエット法の中から3つをご紹介していきましょう。


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英国栄養士会が紹介する『やってはいけないダイエット法3選』

英国栄養士会がやってはいけないとして紹介しているダイエット法には色々ありますが、私たち日本人でも取り入れている人がいる3つをご紹介しましょう。

それは以下の3つです。

  • ケトジェニックダイエット(糖質制限)
  • 生野菜ダイエット
  • アルカリ食品ダイエット

ケトジェニックダイエット(糖質制限)の危険性

ケトジェニックダイエットとは、糖質の摂取量を抑えて、代わりに脂質を積極的に摂取するダイエット法をいいます。日本では糖質制限ダイエットという名前で認知されています。

ケトジェニックダイエットにあはアトキンスダイエットやパレオダイエットといった様々な種類が存在していますが、基本的には糖質の多いご飯やパン、麺類、イモ類などを食べないようにして代わりに肉・魚・ナッツ類など脂質の多い食品を食べていきます。

糖質は効率の良いエネルギー源となりますが、過剰摂取するとインスリンというホルモンの作用によって脂肪として蓄積されやすいという特徴を持ちます。

これを制限し、代わりに脂質を多く摂取することで『ケトーシス回路』を働かせて脂質をエネルギーとして利用していくというダイエット法です。

実際に取り入れて短期間で体重減少したという方も少なくありません。

しかし、英国栄養士会はこのケトジェニックダイエットを危険視しています。

英国栄養士会は管理された糖質制限食は、効果的な『てんかんの治療食』であるとはしつつも、副作用として以下のような症状が出ることを指摘しています。

・思考回路がうまく働かない
・無気力感がでる
・空腹感が増す
・睡眠障害がおきやすい
・吐き気
・消化不良
・口臭
・運動パフォーマンスの低下

糖質制限は短期間での減量効果はあるものの、長期継続が難しいことや特定の栄養素を極端に制限しすぎるのは良い考えではないとしています。また、ミネラルやビタミン、食物繊維といった食生活にもなりやすくなるとしています。

ただ、個人的には、ある程度の糖質制限はダイエットに有効だと考えています。

要は糖質を極端に制限することが問題であって、摂り過ぎている人がある程度制限することは健康の為にも良いことです。

したがって、ダイエットに糖質制限を選択する場合は1日150g程度の糖質量を目安にすることをおススメします。

生野菜ダイエットの危険性

生野菜ダイエットとは、名前の通り生野菜を食べることで加熱調理による栄養価の減少デメリットを抑え、摂取カロリーを低下させるダイエットです。

ヴィーガン(菜食主義)という言葉が日本でも認知されるようになってきましたが、菜食の中でも生野菜だけを食べていくという極端なダイエット法といえます。

英国栄養士会は、植物性食品の中にはジャガイモや大豆のように生では食べるべきでないものも存在している点や、人間は長い歴史の中で調理された食品を食べてきていることから生の方が本質的に優れていると信じる理由は無いとしています。

アルカリ食品ダイエットの危険性

「アルカリ食品を摂ると良い」なんて聞いた事がある人もいるかもしれません。

以前、「カラダが酸性に傾くと様々な不調をまねく。だからアルカリ性にするためにもアルカリ食品を摂った方が良い」なんて事を言っていた方がいましたが、これは科学的根拠のない話です。

そもそも、私たちの血液のpH(ペーハー)は一定に保たれており、食事内容によって簡単に酸性に傾いたり、アルカリ性に傾いたりはしません。

よって、アルカリ食品だけ意識していてもダイエットや健康にそこまで役立つとは言えません。

アルカリ食品としてはワカメなどの海藻類、野菜類がありますが、これらばかり食べていては筋肉をつくり代謝アップに必要不可欠なタンパク質が不足する可能性もあります。

まとめ

このページでは、英国栄養士会が発表している危険なダイエット法の中でも比較的日本人になじみのあるもを取り上げましたが、世界には実に多くのダイエット法が存在していることにおどろきます。

ただ、今回取り上げられたダイエット法の中でもケトジェニックダイエットや生野菜ダイエットに関しては極端な場合は危険があるということです。

ケトジェニックも普段糖質を過剰摂取しているような肥満の人は、ある程度の糖質を制限することは良いことです。

ヴィーガンも生野菜だけをたべるという極端な方法は危険ですが、野菜はローカロリーなので生野菜や調理した野菜を多く摂ることは推奨できます。

したがってどれも極端に行ってはいけないということです。


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