シニア散歩

10月は「スポーツの日」もあり、秋晴れも多くなる時期です。スポーツの秋といわれるように体を動かすにはちょうど良い季節かも知れません。

朝晩が涼しくなってきたので、この機会に朝の散歩を始めてみてはいかがでしょうか。

身体的な健康と精神的な幸福感を向上させるために散歩は非常に効果的な運動です。

今回は、シニア世代の方が、散歩するときに留意すべき7つのポイントについてお話しします。

留意すべき7つのポイント

① 適切な靴選び

散歩する上で、靴はとても重要です。

足をしっかりサポートする靴を選び、足にやさしいクッション性があるものが良いです。

靴が適切でない場合、足や膝に負担がかかる場合があります。

また、必要に応じて、歩行補助具(歩行杖や歩行器)を使用することを検討して、安全性を高めましょう。

② 歩行のテクニック

正しい歩行テクニックを実践しましょう。

背筋を伸ばし、前かがみにならないように注意し、自然な歩幅で歩くことを心がけましょう。

また、腕を振ることで、全身の筋肉を活性化させるのに役立ちます。

③ 安全な場所

安全な場所で散歩を行いましょう。

歩道や公園、安全な住宅街など、車の交通量が少ない場所が良いです。

また、歩行中の転倒を避けるために、歩道や平坦な路面を選び、段差や障害物に注意しましょう。

④ 休憩をとる

長時間歩くのではなく。散歩中に休憩を取りましょう。

公園のベンチなどで座ってリラックスする時間を設けることが重要です。

⑤ 同伴者

友だちや家族と一緒に散歩することで、楽しさを共有できます。また、安全面でも心強いです。

特にシニアの方にとっては、突然の体調不良に備えて同伴者がいると安心感があります。

⑥ 天候に注意

天候に応じて適切な服装をしましょう。

寒い時には暖かい服を着用し、雨の日には傘を持参するなど、適切な対策をとりましょう。

⑦ 目的を持つ

シニア散歩同伴者

散歩は目的を持つとモチベーションが高まります。

例えば、花を見たり、鳥の観察をしたり、特定の場所に向かったりすることで楽しさが増します。

 

以上、7つのポイントを述べさせていただきました。

私は、⑤番の同伴者との散歩が、とても大切だと思います。

ひとり暮らしをしている私の叔母は散歩が好きで、以前、叔母の友人と一緒に散歩している時に、心臓の発作が起き、その友人が叔母の異変に気付いてくれて大事に至らなかったことがありました。

いざという時の為に、散歩する時は散歩仲間をつくることをおススメします。

 

散歩には筋力の維持、心臓血管系の健康、骨密度の増加、ストレス軽減、睡眠の改善など、さまざまな健康上の効果が期待できます。

また、シニアの方にとって、骨折や転倒のリスクを軽減し、バランスを改善するのにも役立ちますのでおススメです。

しかしながら、健康状態に合わせて適切なペースと距離を選び、医師などの専門家のアドバイスを受けることも重要です。

1990年代にテレビを賑わせた、100歳を超えても元気な双子「きんさんぎん」さんのぎんさんは、「人間は足から死ぬ」という持論をもっていて、100歳を超えてからも130分の散歩を欠かさずやっていて頭もしっかりしていたそうです。

みなさんも、頭をしっかりさせる選択肢として散歩を試してみてはいかがでしょうか。