漢方基礎知識
管理栄養士のタイゾーです。

今回は薬膳の基礎知識をご紹介していきます。

最近では、昔とくらべ薬膳という名前が有名になってきました。しかし、まだ薬膳について知らない人が多いように思います。そこで今回は「薬膳って何?」という薬膳の基礎知識をご紹介していきます。これから薬膳料理を作ってみたいという方や、少しでも薬膳に興味ある方は是非読んで頂きたい内容です。

薬膳とは漢方の世界

これから薬膳を学ぼうと思っているかたへ、まずお伝えしたい事があります。

当サイトでこれまで発信している情報はほとんどが「栄養学」です。栄養学とは「タンパク質」「ビタミン」などの「栄養素」の探求です。栄養素が体にどのように吸収され、どのように運ばれ、どのように作用するのかを科学的に学んで行くのが栄養学の世界。

しかし、薬膳の世界は栄養学とは全く違う世界です。薬膳とは「漢方」の世界。したがって人間のカラダ、食材を「漢方的」に捉えていく必要があります。

私は栄養士として栄養素の事をこれまで突き詰めて学んできました。そんな私にとって最初に薬膳の世界に飛び込んだ時、考え方の違いに戸惑いました。

したがって、これから学ぶ方へ伝えたい。

「薬膳は薬膳!」「栄養学は栄養学!」これはこれ、あれはあれ、という柔軟な考え方のもと学んでいきましょう。

薬膳の効果はバツグン!

私が漢方とであったのは「漢方鍋」でした。

とある鍋専門店で興味本位で注文した漢方鍋。ふだん見たこともないようなカラからに乾いた漢方食材が鍋の具として提供されました。

初めて食べる食材でしたが、結構おいしかったです。

そして食後30分もしないうちに、カラダがポカポカしてきて、カラダが非常に軽くなりました。そこから「漢方すげえ!!」と思って漢方学び始めた次第です。

実際に私が体験したように薬膳は効果が高いです。したがって体の不調で「何やってもダメ」という方々に是非ためしてみて頂きたい。ひょっとしたら良い結果が出るかもしれません。

薬膳の基礎知識

薬膳とはそんなに難しい世界ではありません。もちろん勉強は必要ですが、栄養学のようにひとつひとつの栄養素が、科学的にカラダにどのような作用を及ぼすかなんて考えません。

そもそも薬膳とは漢方医学が持つ数ある治療法のひとつです。

食材自体がもっている効果を組み合わせて、料理として摂るのが薬膳です。今はよくわからないかもしれませんが、当サイトで一歩づつ学んでいきばわかるようになります。

先ほどもご紹介したように、薬膳は食材やカラダを漢方で考えていきます。

基本的に薬膳は「食べ方」「食材自体の力」という二つの大きな観点が存在します。そしてこの2つをさらに細分化して学んでいくことになります。

食事の食べ方を指南する「薬食同源」「一物全食」「身土不二」

食材自体の機能や働きで分類する「気・血・水」「五臓六腑」「五味」「五性」

また、漢方における養生の基本「同病異治」も学んで行くことになります。

西洋医学と漢方の違い

薬膳は先ほど紹介した通り「漢方」のひとつです。そこで思うのが「西洋医学と漢方ってどうちがう?」てことです。私も最初は疑問でしたので少し解説しときます。

下の表では、頭痛、花粉症、不妊症の3つの治療法を西洋医学と漢方別に治療法を紹介しています。

西洋医学と漢方では病気の捉え方や治療法もちがいます。

まず、漢方からいきましょう。漢方が重要視するのは、その人の「体質」。これを「証」といいますが、証に応じて漢方薬が処方され「体質自体を整えよう」というのが漢方です。つまり、カラダを根本から良くするという事です。しかし、時間はかかります。

西洋医学で処方される薬では、薬の効きが速く、症状もはやく改善されるのが特徴です。ここは薬膳と違うところですね。しかし体質自体を整えるわけではないので、薬を止めてしまった場合再発のリスクがあります。実際に高血圧や糖尿病の方は病気をコントロールする薬をずっと飲み続ける例が多々あります。

基本的にどちらが優れているということはありません。それぞれにメリットがあり、デメリットが存在しています。以下にそれぞれの得意分野を紹介します。

漢方の得意分野

・生活習慣病
・心因性の症状
・アレルギー性疾患

精神的な心の問題を含めて、人体をひとつのものとして捉える漢方はこれらの症状に効果的です。

西洋医学の得意分野

・ウイルスなどによる病気
・外傷
・急性疾患

ひとつの部分を集中的に治療するのは西洋医学の得意分野です。

薬膳(漢方)のメリット

次に薬膳を学ぶうえで、薬膳(漢方)が人に及ぼすメリットをご紹介しておこうと思います。以下は漢方で解決しやすい悩みとされています。

ストレス緩和

ストレスを抑え込むのではなく、ストレスが原因の体質を改善していきます。

生活習慣病に

漢方は日本人に多い「生活習慣病」が得意分野です。体質を改善して根本から元気にしていきます。

日常のよくある不調

よく起こりがちな不調である「冷え性」「胃の不調」「肩こり」「むくみ」は漢方の得意分野です。

美容に

肌のシワ、くすみ、シミなど女性が気にする「美容」においても漢方は効果を発揮します。また、薄毛や白髪もサポートします。

うつ病に

漢方では心と体をひとつと捉えています。そのため心と体の両方を整えていくことで精神の悩みにも役立ちます。

免疫力を高める

日本人に増えている「がん」。これを予防、改善するためには免疫力を高める必要があります。漢方には免疫力を高め、カラダ自体を強くしていく力があります。


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