柿酢が高血圧に効く

一般的に酢の健康効果は知っている人も多いでしょう。

しかし、ひとくちに酢といっても様々な種類が存在します。

このページでは中でも柿を原料につくられた『柿酢』の健康効果について管理得用紙がご紹介していきます。


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柿酢とは

柿酢とは、名前の通りフルーツの『柿』を原料に作られる果実酢のことです。

酢の種類には色々ありますが、大きく分けると黒酢、米酢、玄米酢といった穀物から作られる『穀物酢』とリンゴ酢、ブドウ酢といったフルーツから作られる『果実酢』に分けられます。

果実酢である柿酢は、穀物酢に比べて香りも良く調理だけでなくドリンクに混ぜても飲みやすいという特徴があります。

柿酢が高血圧に良い?

柿酢が高血圧のサポートとして期待されるのは、次に紹介する3つの成分があります。

  • 血圧を下げる『酢酸』
  • ナトリウムの排泄をサポートする『カリウム』
  • 血管を老化から守る『タンニン』

血圧を下げる酢酸

柿酢が高血圧に良いとされる理由のひとつが、含まれている『酢酸』にあります。

酢酸はお酢類に含まれる成分で、強い酸味と刺激臭が特徴です。

酢酸の健康作用は色々なことが言われていますが、人間への有効性が認められているのが『血圧』に関して。

酢酸を摂取することによって血圧を低下させる作用が認められています。

また酢酸が含まれる商品によっては「血圧が高めの方に適した食品」として、特定保健用食品が許可されているものも存在しています。

ナトリウムの排泄をサポートする『カリウム』

高血圧の要因になるのが塩に含まれている『ナトリウム』です。

よく、「血圧が高い人は塩を摂り過ぎるな」なんてことを耳にしたことがあるのではないでしょうか。

これはナトリウムを摂取すると浸透圧の作用によって血管に圧力がかかり、血圧が上がる原因となるからです。

よって高血圧の予防や改善には食事の塩分コントロールが必要になってくるのですが、実はナトリウム自体を排泄するサポートをしてくれる栄養素があるのです。

それが『カリウム』

カリウムはミネラルの一種で、摂取することでナトリウムとくっついて排泄するのをサポートしてくれるのです。

カリウムを含む食材は色々ありますが、お酢でいうと柿酢は他の酢に比べて多くのカリウムを含んでいるため調理などに使っていけば食事の中でカリウムを摂取していくことができます。

お酢のカリウム含有量(100gℓあたり)

柿酢・・・253mg

黒酢・・・80mg

米酢・・・15mg

血管を老化から守る『タンニン』

血管を老化から守るという意味で、柿酢に含まれるタンニンという成分は役立ちます。

タンニンとはポリフェノールの一種で、抗酸化作用があり血管を老化やダメージから守ってくれる効果が期待されます。

私たちが生きている限り絶えずカラダの中に生まれるのが『活性酸素』。

この活性酸素は外敵から身を守るために働いてくれますが、増えすぎると細胞にもダメージを与えてしまうため、血管の老化やカラダにダメージを与えてしまう存在です。

しかし、そんな活性酸素を除去して血管を守ってくれる成分があります。それが柿酢に含まれる『タンニン』というポリフェノール。

タンニンは柿酢の色のもとになる成分で、活性酸素から守る抗酸化作用を持っているため血管の老化防止に役立つのです。

柿酢の摂り方

次に柿酢の摂り方の一例をご紹介しておきます。

一般的なお酢は餃子のタレや煮物など料理に使うイメージを持つ人が多いかと思いますが、柿酢のような果実酢は手軽に飲むドリンクとして利用することができます。

具体的な柿酢ドリンクの作り方を簡単にご紹介しておきます。といっても非常に簡単です。

■材料

・ミネラルウォーター 150~200ml
・柿酢・・・大さじ1杯
・ハチミツ・・・大さじ1杯

これらの材料を混ぜ合わせるだけ。酢が苦手な方も結構飲みやすいので試してください。

柿酢の危険性は?

気になるのは柿酢を摂ることによる危険性ですが、基本的に食事中から柿酢を摂取する分にはそこまで危険性はありません。

ただし、柿酢に含まれる酢酸に関しては国立栄養研究所の食品の安全性・有効性データでも危険性や注意点が示されています。以下にまとめておきますので、参考にしてください。

・血糖値を低下させる可能性が示唆されているので、糖尿病患者など血糖コントロールをしている人は注意

・妊婦、授乳婦は食事以外から大量に摂取することは避ける

・子供は濃縮物(サプリメント)での摂取を避ける

柿酢に限らず他の食べ物にも同じことが言えますが、基本的に同じ食品だけを大量に摂取することは好ましくありません。健康のために柿酢を取り入れたいという方は、料理の調味料や飲むドリンクに混ぜる程度に考え過剰摂取にならないように注意しましょう。

特に濃縮された代表例であるサプリメントは過剰になりやすいので、ご注意を。


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