過労死白書とは

過労死白書とは
過労死白書とは「過労死等防止対策推進法」に基いて、政府が作成した「過労死等防止対策白書」のことである。政府が過労死白書を出すのは初めて。
厚生労働省は2015年12月~2016年1月の間に、企業1万社、労働者19,000人を対象に労働状況の調査を実施。結果を過労死白書に盛り込んだ。

過労死の現状

1ヶ月の残業時間が80時間を超えるラインを「過労死ライン」と定めており、この基準が過労死につながる危険性があるとされている。

政府の調査によると、調査対象の22.7%は過労死ラインを超えている事が判明している。さらに正社員の40%は高いストレスを抱えながら働いている事がわかった。

過労死ラインを超えている業種

過労死ラインを超えている企業を業種別に見ると最も高かったのは情報通信産業であった。

1位 情報通信業 40.5%

2位 研究専門技術サービス 40.5%

3位 運輸・郵便業 38.4%

厚生労働省によると、人手不足や突発的な仕事量が増加する事が原因であると見ている。

また、高いストレスを抱えている業種は、医療・福祉業で41.6%、サービス業が39.8%となっていた。

過労死ラインを超えた労働は、労働者の身体的、精神的ストレスを増大させ、最悪死に至らしめてしまうことだ。大切なのは労働を少なくすることだが、企業がそれをゆるさないという事もあるだろう。

過労死の死因トップ3
過労により疲れが直接的に死に結びつくわけではない。身体的、精神的ストレス、負担によって体や精神に異常が生じて、亡くなってしまう事が多いのが特徴だ。以下に過労による死因を紹介する。

脳血管性疾患

ストレスを第一に受け止める体の器官は脳。したがって過労によって脳に負担が長期間かかわると、脳機能が破壊されてしまう。特に影響を受けるのは脳の血管で、脳梗塞、くも膜下出血が過労死で多い症状と言われている。

過労自殺

これも脳への負担が影響しているかもしれないが、精神的に追い込まれて、自ら命を絶ってしまう人も少なくない。仕事以外にもプライベートな要因が絡むことがあるので、過労死と言えるか判断が難しいと言われるが、厚生省のデータによれば、精神障害による自殺は増えている。

事故

過労によって睡眠が十分にとれていないと。運転中に事故を起こして亡くなる場合も多い。よくトラック運転手やバスの運転手が、十分な睡眠をとっておらず事故を起こして亡くなるケースがニュースで多々見かける。

しかし無理して働いて死んでしまってはもともこもない。少しでも疲れを軽減する為に疲れに効く食べ物を下記に紹介する。

管理栄養士がオススメする「過労死を防ぐ食べ物3選」

たまご

疲れに卵
たまごは最強のバランス食材といっていいだろう。体の回復にかかせないタンパク質が豊富に入っている。特にタンパク質を構成する必須アミノ酸は全て含んでいるため、疲労回復に抜群の働きをする。

また、良質な脂質成分を含んでいる事もポイントだ。レシチンという脂質をご存知だろうか?レシチンは脳に良い働きを持っており、仕事で疲れた脳を回復するのにもってこいの栄養素。

たまごは栄養バランスに優れているが、コレステロールが高いという側面を持っているので、1日に何個も食べて欲しいとは言わないが、1日に1個食べると体調が変わってくるはず。ぜひ取り入れてほしい。

果物

疲れに果物
フルーツはビタミン、ミネラルの宝庫。体が疲れると、体内のビタミンやミネラルが不足する。ビタミンやミネラルはタンパク質と比べれば、役割は大きくないが、体の調整をする機能を持っている。

特に、疲れにはビタミンCを意識して欲しい。体にストレスが加わるとビタミンCの消費量が増加して、不足を起こしやすい。しかも、体に貯めて置くことができないので意識して摂取しなくてはいけない栄養素。

忙しくて、朝ごはんを食べれないという人も、バナナなどの果物であれば手軽に食べる事が出来る。最悪、果物は食べるようにしよう。

野菜は意識して食べる

疲れに野菜
人間はストレスがたまると、揚げ物などの高脂肪食を食べたくなる傾向がある。すると高脂肪食で満腹になり、野菜まで手がまわらない。これだと体調を崩すもととなる。

野菜はフルーツと同じく、ビタミン、ミネラルに加え、食物繊維を摂取して便通を良くしてくれる。便通が良くならないと、他の栄養素の吸収が悪くなり体調を崩しやすくなってしまう。

また、野菜はファイトケミカルとい、疲れの原因である活性酸素を除去してくれる働きがあるので是非食べてもらいたい。

1日に推奨される野菜の摂取量は350gとかなり多い量だが、そこまで食べれないという人は、朝昼晩の食事の中に1品でもサラダを追加すると良いだろう。

また、野菜の中でもブロッコリーや人参などの「緑黄色野菜」は栄養価も高くオススメである。

まとめ

過労死白書の内容は、いかに日本人が過労死の危険性があることがわかる。働きすぎは禁物だが、働かざるを得ない人もいるだろう。そんな人は食事に気を配ってほしい。
健康の基本は「食事」である。食事をしっかりとって疲れを撃退し、過労死なんて悲しい結果にならないように役立てて欲しい。